10/21(木)、千葉劇場にて。
この作品は、福島中央テレビ開局50周年記念作品として2020年10月に放送された同タイトルのテレビドラマ版の前日までの話になっている。つまり、時間的には逆行する話の内容、という訳だ。実は、そのテレビドラマは千葉テレビで放映されており、わたしも観ている。フィルム撮影されたと思われるドラマで、なかなか良いものだった。同じ様に感じた人が千葉に多かったのか、この日は予想以上に観客が多かった。監督・脚本は、タナダユキ。
100年近く前から実在する福島県の映画館「朝日座」。時代の流れと震災の影響により、支配人の森田保造はすでに閉館の決意を固めていた。そこを舞台に、館の存続を亡き恩師から遺言され奔走する女性と、翻弄される館主や周囲の人々を描く作品。
映画を愛する人々と、復興を目指して地元経済を活性化させようとする人々、そして、厳しい現実、感情的反発。茂木莉子と名乗り、映画館をつぶさないために活動する浜野あさひ。彼女にも震災を経て辛い記憶があったのだった。
福島の人々の複雑な思いが表れていて、観て損はない作品と感じた。ただ、ハッキリ言って無駄なセリフが多いようにも感じた。支配人役の柳家喬太郎は、標準語どころか江戸弁だ。まあ、東京生まれの噺家なので「福島の訛りを出せ」と言っても無理かもしれないが、茂木莉子役の高畑充希なども訛りの無いキレイすぎる標準語で、町の人々役に地元の人に出演してもらうなど、もう少し方言が出ても良かったように思った。
この続編となるドラマでは、テーマが少し変わり「映画に生きようとする人達の織りなす人間模様」が描かれる。登場する人物達のキャラクターも少し変化している。そちらも、編集し直して映画作品として公開しても良いのではないだろうか。
この作品は、福島中央テレビ開局50周年記念作品として2020年10月に放送された同タイトルのテレビドラマ版の前日までの話になっている。つまり、時間的には逆行する話の内容、という訳だ。実は、そのテレビドラマは千葉テレビで放映されており、わたしも観ている。フィルム撮影されたと思われるドラマで、なかなか良いものだった。同じ様に感じた人が千葉に多かったのか、この日は予想以上に観客が多かった。監督・脚本は、タナダユキ。
100年近く前から実在する福島県の映画館「朝日座」。時代の流れと震災の影響により、支配人の森田保造はすでに閉館の決意を固めていた。そこを舞台に、館の存続を亡き恩師から遺言され奔走する女性と、翻弄される館主や周囲の人々を描く作品。
映画を愛する人々と、復興を目指して地元経済を活性化させようとする人々、そして、厳しい現実、感情的反発。茂木莉子と名乗り、映画館をつぶさないために活動する浜野あさひ。彼女にも震災を経て辛い記憶があったのだった。
福島の人々の複雑な思いが表れていて、観て損はない作品と感じた。ただ、ハッキリ言って無駄なセリフが多いようにも感じた。支配人役の柳家喬太郎は、標準語どころか江戸弁だ。まあ、東京生まれの噺家なので「福島の訛りを出せ」と言っても無理かもしれないが、茂木莉子役の高畑充希なども訛りの無いキレイすぎる標準語で、町の人々役に地元の人に出演してもらうなど、もう少し方言が出ても良かったように思った。
この続編となるドラマでは、テーマが少し変わり「映画に生きようとする人達の織りなす人間模様」が描かれる。登場する人物達のキャラクターも少し変化している。そちらも、編集し直して映画作品として公開しても良いのではないだろうか。