4/30(火)千葉劇場にて。監督はソフィア・コッポラ、出演ケイリー・スピーニー、ジェイコブ・エロルディ。
悲しい映画だった。音楽的才能がありながらも、必要以上に周囲に持ち上げられ、自分を見失う中で薬物に頼るようになってゆくエルビス・プレスリー。その妻プリシラは、彼を支えようとするが・・そうしようとすればするほど心は離れてゆく。主演のケイリー・スピーニーは、14歳の少女期から母になるまでの女性を演じ切り秀逸。
閑話休題ー50年程も前の話。高校2年生のころ、隣の席の女子が某アイドル演歌歌手の熱狂的なファンだった。今で言う「追っかけ」だが、ある時、あまりにうるさいので「(そのひとだって)オシッコもウンチもする人間だろ」と言うと「え~、しないよ」と言われて啞然とした。生身の人間として大切にされているのではなく、作り上げられた偶像として崇拝されている。こんな「追っかけ」の前では、トイレに行くこともできない。おそらく、周囲のスタッフたちも、そんなファンの心理を利用して利益を上げるためにタレントを利用するのだろう。本来は、才能があり芸の力で生きていける人達が、自分の知らないところで金儲けの種にされている・・たまったもんじゃないだろう。多くのタレントたちが、そのギャップに苦しみ、アルコールや薬物に依存するようになって、命を縮めてゆく。エルビス・プレスリーもそんな一人だったような気がする。彼も薬が無ければ眠れず、薬物の乱用と過食に苦しみ、42歳で亡くなったのだった。
以下は、千葉劇場のホームページより引用。
『エルビス・プレスリーの元妻プリシラが1985年に発表した回想録「私のエルヴィス」をもとに、世界的スターと恋に落ちた少女の波乱の日々を描いたドラマ。14歳の少女プリシラはスーパースターのエルビス・プレスリーと出会い、恋に落ちる。やがて彼女は両親の反対を押し切って、大邸宅でエルビスと一緒に暮らし始める。これまで経験したことのない華やかで魅惑的な世界に足を踏み入れたプリシラにとって、彼のそばでともに過ごし彼の色に染まることが全てだったが……。(2023年製作/113分/PG12/アメリカ・イタリア合作/DCP)』
悲しい映画だった。音楽的才能がありながらも、必要以上に周囲に持ち上げられ、自分を見失う中で薬物に頼るようになってゆくエルビス・プレスリー。その妻プリシラは、彼を支えようとするが・・そうしようとすればするほど心は離れてゆく。主演のケイリー・スピーニーは、14歳の少女期から母になるまでの女性を演じ切り秀逸。
閑話休題ー50年程も前の話。高校2年生のころ、隣の席の女子が某アイドル演歌歌手の熱狂的なファンだった。今で言う「追っかけ」だが、ある時、あまりにうるさいので「(そのひとだって)オシッコもウンチもする人間だろ」と言うと「え~、しないよ」と言われて啞然とした。生身の人間として大切にされているのではなく、作り上げられた偶像として崇拝されている。こんな「追っかけ」の前では、トイレに行くこともできない。おそらく、周囲のスタッフたちも、そんなファンの心理を利用して利益を上げるためにタレントを利用するのだろう。本来は、才能があり芸の力で生きていける人達が、自分の知らないところで金儲けの種にされている・・たまったもんじゃないだろう。多くのタレントたちが、そのギャップに苦しみ、アルコールや薬物に依存するようになって、命を縮めてゆく。エルビス・プレスリーもそんな一人だったような気がする。彼も薬が無ければ眠れず、薬物の乱用と過食に苦しみ、42歳で亡くなったのだった。
以下は、千葉劇場のホームページより引用。
『エルビス・プレスリーの元妻プリシラが1985年に発表した回想録「私のエルヴィス」をもとに、世界的スターと恋に落ちた少女の波乱の日々を描いたドラマ。14歳の少女プリシラはスーパースターのエルビス・プレスリーと出会い、恋に落ちる。やがて彼女は両親の反対を押し切って、大邸宅でエルビスと一緒に暮らし始める。これまで経験したことのない華やかで魅惑的な世界に足を踏み入れたプリシラにとって、彼のそばでともに過ごし彼の色に染まることが全てだったが……。(2023年製作/113分/PG12/アメリカ・イタリア合作/DCP)』