King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

テレビって

2006年10月23日 23時43分46秒 | 日々のこと
今日は一日雨。
帰ってきて、もうすっかり走る気がしなくなっていました。
加えて明日も仕事で、走り出す気力がないのです。
まあ休養も必要なんだということで。

たけしのTVたっくるという現役の議員やコメンテーターやら
評論家がパネリストで時事問題を話し合う番組を見ました。
当然今の北の核実験の話題が出ます。番組的に、現在の
定義づけの、現憲法下でも核武装は合憲。政策として非核
三原則があるという今の状況を説明したのはいいとして、その先の
なぜ北朝鮮が孤立を深める核実験をしたかという分析や、
その後、北朝鮮が行う宣戦布告とみなすという明らかな挑発は
日本にどのような影響があるか。まったくふれられない。そればかりか
拉致問題と経済制裁を交渉してきたらどうするかという話まで
出てきてそんなのんきな状況ではないことが全然話題にされない。

週刊誌の記事なんかでは、より長距離なテポドンXが開発された時に
日本への核の傘は消えるという考察を載せているものまであるのに、
米が海上で検査をしてその支援をすることの是非や日本の経済制裁が
どれほど効果がありその後どうなるかは全然話されないのです。つまり
今現実には、次の核実験をやらせずに六カ国協議に復帰させる事が
できそうもないのに、米が北と直接対話もなければ具体的な危機は
あるのかないのか、経済制裁に対して相手は報復してくると言っているのに
日本の次の手は何も話されませんでした。

新しく副大臣になった人が、政府の外交が実によく機能していると
自画自賛しただけです。この番組だけで新聞や週刊誌などを見ない
人は、北の核実験は失敗で次も中国に止められて、日本にはもう
関係ないみたいだと思うことでしょう。核?日本も核が作れるんだ。
それならあってもいいよね。そんな程度ではないでしょうか。現実には
国連決議に基づき中国と北朝鮮の国境にも国連軍などが監視を
して、核や軍事物資の移動がなされないように監視できない限り、
日本の脅威は消えません。アメリカまで届くテポドンが開発されれば
イラクのときのように直接米は軍事行動に出るでしょう。某誌の予想の
ように北の核の前に沈黙すると言うことはないと思います。


コメント
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