King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

「秩父カフェ&アートカルチャーガイドブック」

2009年06月03日 13時53分26秒 | 読書
『秩父カフェ&アートカルチャーガイドブック』



秩父のカフェだけで150件の情報というところに惹かれ
いろんな人が宣伝始めたときに買いそびれたものが今日
地元の本屋さんに並んでいたので買いました。

今日本屋さんには、村上春樹の新作を見に行き
ましたが売ってなくて、これを見つけたというわけです。

ざっと読んでみた限りでは内容は情報が公平で深く一般的な
範囲でさらってあるという感じでなく、よくあるガイド本の
何らかの声がけに手を上げた人を載せたような、ちょっと
網羅的というには偏りがあり、もっとここまでのっけたか
という感じがほしいと思いました。

ガイドブックながら、地図のありかが中々わかりづらく
ガイドブックとしての能力は低いといえます。
私の知らない芸術家とかお店も多く、反面知っている芸術家や
ミュージシャンなどが落ちており、ここら辺をどうみるかで
この本の評価は変わるでしょう。

秩父ファンなら持っていてもいいかなという感じでした。
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『ハッカビーズ/I ▼Huckabees』

2009年06月03日 10時00分14秒 | 映画
I ♥ Huckabees
月曜の深夜NHKでやっていた映画です。

これも付き合ってついつい最後まで見てしまったものです。

内容もわからないまま、ただ主演ジュードロウという表記
で、へーという気分でその予告の絵をみたら見覚えのある
鼻の男性の横顔が映っています。

ダスティンフォフマンだよ。

その後、マーク・ウォールバーグ、ナオミワッツとつづき
なんなんだこの豪華な顔ぶれ。

しかも聞いたこともない映画です。

ネットでは、散々な評判でろくな感想が転がっていません。

テーマが哲学に悩みを抱えた人が哲学探偵を頼り、弟子の
哲学者と反対勢力の人達とどたばた劇を繰り広げるという
ハリウッド映画には珍しい演劇の可能性、実力をみせる
変わった一品です。

普段派手でアクションたっぷりの映画を見慣れていると
こういう演劇演劇した映画はうけないのでしょう。

私は色々興味を引くところがあり、ついついひきつけられて
しまいましたので最後まで見れましたが、軽薄で意味のない
ものがうける現代では、自ら考えて受け取る映画は敬遠
されるのでしょう。

ジュードロウの演技も秀逸で、得意のギャグで周りの人気を
得て出世をしていく姿から急な凋落をその容姿だけでなく演技
力で見事に演じ分けて見せてくれました。

字幕では実存探偵となっていましたが、哲学がテーマとなる
映画が作られるとはその文化度を知ることができます。
我国では気分は形而上という漫画がありますが、マーク・ウォールバーグ
というアクションスターまで登場し、演技達者なベテランが
多数出てにぎやかなどたばた劇を作れるところはなかなかです。

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