King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

やっと晴れ間が

2009年06月17日 12時14分11秒 | 日々のこと
朝のうちは日が指す天気となりました。

しかし、もう午後には雷雲が発生しているという
ことです。

にわかに曇ってきました。
このままぐずぐずしているとまた夕方雷雨が来るんじゃ
ないかという感じです。

最近、珈琲豆のことを考えることがよくあります。

それは、わが町の喫茶店がほとんど自家焙煎だという
ことから、その焙煎方法とはどんなものか改めて
考えたところ、手焙煎の人もいるだろうし、昔から
有名な某店は何百万もする焙煎機をもっているらしい
ことなどいろいろ情報があり、なぜそんなに色々な
スタイルが共存するのか考えてみたのです。

私も最近は、ネットで焙煎したての豆が届く店から
買うようになり、今まで飲んでいたのがいったい
いつ焙煎されたものか考えたら、まずいのも納得
するのでした。

いつ焙煎されたものかというのを気にかけるようになったのは
最近のことで、スーパーや自家焙煎でない店では数ヶ月前の
豆なんてのがざらのようです。

これからも外で飲む珈琲は古い豆のものを飲むんでいる
可能性があります。

それも自家焙煎の店だから新鮮かというとそうでもない
ことを先日のよく行く店のマスターの言葉から推測しました。

いっぺんに何Kも焼ける本格直火式の機械を持っている
なら別ですが、世界の豆を売りにしても店で飲ませるだけでなく、
豆を売るとなると毎日焙煎していなくてはなりません。

注文を受けてから焼くような業態の店はわが町には
ありませんが、結構集中して焼いておいておかないと
店でも飲ませて豆も売るだけのストックが置けないで
しょう。

でも店には焙煎の臭いはなく、以前は炭の臭いや焙煎
の香りが立ち込めていたのに、そんな痕跡がない店が
多いのです。

結構集中して焼いて、後はそれを売るだけの店が多い
のでしょう。それだけ一度焼けば後は時間がたっても
味は変わらないというたかをくくった姿勢が垣間見えます。

逆に、焙煎したてはうまくないので、焼いて寝かせる
位が丁度いいからそんなあせって焙煎したてにはこだわら
ないのかそのへんの思いはわかりませんが、全ての世界中の
豆をよいコンデションに保てるはずもなく、それをするなら
逆にお客を待たせても注文を受けたものだけを焼くという
スタイルになるのが良心的なのではないかと思えるのです。

焙煎にこだわるのなら、一人で全てやるにはおのずと限界が
あり、店で飲ませたり豆を焼いたりとできないと
思えるのです。

というのも、自動機械式のもので焼いている店は件の1店しか
ないとすると、手回しの機械で炭など起こしてから何Kも
焼けるはずもなく、すると、月に何度も焼いている時間は
ないだろうと思えるのです。

何種類もの豆も全て同じに焙煎でいいはずもなく、一辺に
400gを買う人もいれば、すぐに在庫がつくでしょうから、
よく出る豆は、毎日焼くくらいでないとおいつかないこと
になります。

そんなばらつきのある豆で、均一の品質の味を出せるのか
とても疑問なのです。

当然お店で出せる飲み頃の味は二品程度で、あとは焼き待ち
になるのが一人でやる限界でしょう。

そこで私がやるならどうなるか考えてみるのです。

私なら、店は珈琲マシンでドリップ珈琲からカプチーノや
ラテなどの機械での販売を前面に出して、味を求める人には
本日の珈琲を自家焙煎で一杯づつ抽出して出すという形でしょう。

味がわかった風なお客には、注文を受けて豆を焼く。
ただし、それは電気式でフルオートの機械を入れる。
売る豆はスペシャルティコーヒーを中心にして高い
豆がいつもあるようにする。

そんなことを考えました。

それは、手焙煎というのがごみが出たり、温度管理とか
均一に焼くのが難しく、いつも同じように焼くための
機械も世には少なく、今でこそ生豆も手に入る世では、
お店では気に入った味がないから、自分で焼いてみる
という人が増えていて、なおかつ自分の珈琲屋をやりたい
という人もたくさんいるとのことです。

そんなことを考えているのは、やはり焼きたての豆が
すぐ届く環境で、自分の気に入らない豆はお店で客に
売って、気に入った味をとことん追求したいという
欲求にかられるからでしょうか。

いくら珈琲好きとはいえ、一日に飲める数は限られて
います。飲んでみないと味はやはりわかりませんから、
最近は農園名ではいってくるとなれば片端から飲んで
見るしかなく、そうして値段に味が見合っているもの
とそうでないものも見極めがつくようになるでしょう。

ただ、味というのは相対的なもので、酸味を求める人
や珈琲の苦味を求める人や香りだとか雰囲気だけだっ
たりの人とか千差万別なので、そんなスタイルでも
やはり他の店よりおいしいものは提供できると思える
のです。

そこまで考えると一度やはり自分でも豆を焼いて
どんなできになるかやってみるのも一興かと最近は
手回しの焙煎機を物色したりしています。
でも、焼く時間と後片付けのことを考えるとやらない
とおもいますけど。
コメント
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