THURSDAY, JANUARY 31, 2013
8:00 PM ET - Chesapeake Energy Arena, Oklahoma City, OK
1 2 3 4 T
MEM 22 12 33 22 89
OKC 32 26 21 27 106
Arena: Chesapeake Energy Arena, Oklahoma City, OK
Officials: #24 Mike Callahan, #71 Rodney Mott, #75 Eric Dalen
Attendance: 18203
Duration: 2:19
トレードで一番のエースである、ルディ・ゲイを放出し、プリンスという
ピークが過ぎたような選手を加入という一見首をかしげるような選手
選択のグリズリーズですが、強力ツインタワーで守りからの速攻が
主体のチーム態様では納得できる今回の看板架け替えです。
ペイーサーズとグリズリーズのインサイドの守りから展開するチームの
好調は今季一つの象徴的動きではあります。
そして、それに対する一番の機動力とオフェンスを誇るサンダーが
対したわけですが、一番の得点力が抜けたメンフィスはあっという間に
点差を広げられいいところがありません。
守りが主体とは言えオフェンスの形は相手の陣形が整う前に攻めるだけ
という、技巧や戦略もなくただ走ればいいだけの形しかないし、外からの
シュート力もないとなるとできることも少なく、点差が開くのも仕方ないかと
いう感じでした。
好調なはずのサンダーで珍しいごたごたがありました。
選手同士がもめてコーチがその選手をロッカールームに帰って頭を冷やせと
告げるというプロらしくないシーンでした。
相手選手ともめたり乱闘になったりすることはありますが、チーム内で
言い合いになって時計を止めるというのはみっともない限りです。
それを起こしたのが本来一番冷静でなくてはならないガードであり、
その熱くなるまでオフェンスにこだわりがあるのも魅力なので今回は
面白いシーンがあったくらいで済みました。
デュラントの決定力はますますそのどこからでも決める力を
見せつけますが、それにチームが頼り彼だけにボールを集めると
いう感じでもなく、それぞれの役割をきっちりこなす力をそれぞれが
持っていることも感じます。
そんなチーム事情なので、自分も積極的に得点に参加するという
ウェストブルックの姿勢は注目されるもので、今は瓦解でなく融合
の方向でまとまっており、ハーデンが出て行ったのはそんな中に
自分の活躍の場がこれ以上はないと感じたからなのでしょう。
サンダーの攻めを止めるにはとにかくきっちりシュートで終わり、
早い展開よりハーフからの攻めを強いることです。
これは自分たちにハーフからの展開が得意なチームでないと
容易に挑める作戦でなく、グリズリーズにはツインタワーという
武器がありながら、攻めは守りからの速攻しかないのも点差が
開いても同じリズムで試合運びをしなくてはいけないチーム事情を
露呈しています。
これがプリンスが加入してどう変わるのか、プリンスがピストンズで
優勝経験があるとしても、その時のスタイルは今のグリズリーズと
同じで強力な守りから速攻で返すというスタイルでした。
それに一味加わっていたのは、ウォレスのローポストからのワンノンワン
ではないでしょうか。
看板を架け替えてどんな変化があるのかその後の試合もみて
みたいところです。