King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

相場に思うアベノミクス

2013年02月20日 10時04分48秒 | 珈琲
先週長野へスキーに行くときに給油した時にはリッター当り
140円前後だったのが、今では150円となり、新聞にもこの
急騰ぶりが伝えられていました。

以前、仕入れの際にコーヒー相場の話をしたときに、豆というのは
船便で来るからその間に、商品相場が激しく動いたり、さらに為替
相場がかさなれば、下手をすると豆に札束付けて売るようなことに
なるといっていました。

実際そんなことになり、つぶれた商社もあったそうです。

現在はそのリスクをヘッジする方法もあるのですが、そもそもその
為替とか先物とかいう商法が開発されれたのは日本の安土桃山
時代の米相場からです。

現在では、コンピューター上で物が動かず数値のやり取りだけで
マネーゲームといわれます。

多くの人が金というのが万能で何のために開発されたか忘れて
いますが、そもそも物々交換で何も交換する物がないけど将来の
担保にするために金という債権感覚が発明されたのです。

となれば、コメの先物取引もコメが商品より金銭化していた時代には
当然の商法として先物相場ができたものと思われます。

本来ならものを持っている人が一番強いはずですが、今では金を
持っている人が強いことになっています。しかし、金を支えているのは
信用に過ぎず、それが世界中で通じるなんて言う方が不自然なのかも
しれません。

よく言われる地産地消なんてのもグローバル社会の乏しいアンカーに
考えられた掛け声です。

金に対する欲望や信用なんて実は水一滴ほどのうるおいも癒しもない
と肝に銘ずるべきでしょう。

デフレ下にやるべきことは、元のインフレに戻ることではないと思います。

コメント
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