King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

再びの草津

2017年01月12日 23時35分53秒 | スキー

暮れにあれだけ嫌な思いをした草津なのに、
さらに寒波が来て、三年前に24時間かけて帰った
記憶も新しいのに、敢えて寒波の極寒の草津に
来ました。

それはやはり滑れなかった本白根の壁や天狗の壁が
これだけ寒波が来て雪が降れば滑れるだろうという
期待もあり、それらの斜面を滑るのを夢見たのと
いつもの宿で年末の残念なスキー泊を払拭したいと
いう気分も働いたのです。

さてこの宿の予約にはいつもネットでやるわけですが、
最近じゃらんではヴィレッジはとりづらくそんなに
人気なのかと思うほどです。

昨年はよく利用したヴィレッジのHPでのオンライン予約も
かつてのように直前でも予約できたものが最近は空室の
表示がなかなか出ないのです。

これはすっかり宿の人気のせいだと思い込んでやっと
最近利用するJTBのHPでの予約で宿をとりました。

昨年ネット上で一番安いとここから予約したらいつもの
部屋より狭い部屋でちょっとがっかりだったのでそれ以後
使っていませんでしたが、その狭い部屋はでなくなり、いつもの
広さの部屋で値段もいつもの値段となりました。

値段については比較サイトなどでみればまたまだ安い宿も
あり、かつてかんぽの宿の伊東園ホテルなど値段で勝負の宿
もでき安く済ませることもできます。

ただ、ここまで色々な経験をしてくると求めるものは安くても
それなりのサービスとリラクゼーションと満足度を感じられる
休日であり、それにはそれなりの覚悟と徹底させるべきもの
もあるのです。

そんなわけでいつもの宿をとり、もはや風さえ強く吹かなければ
満足のスキーリゾートは完成するばかりとなりました。

正午ごろスキー場に着くとどうやらどうにかロープウェイも
動いており目当ての本白根のリフトも動いています。

午後券を買いまずは腹ごしらえをします。いつもの天狗の
センターで見慣れたメニューから何にしようかとみるものの
あまり魅力的なメニューはないのですが、今まで食べたことのない
ものということでラーメンなどのメニューを見て食券売り場から
調理場を見て愕然としたのは麺コーナーのすべてが冷凍麺を
解凍して作っているんだとそれだけで食欲も萎える光景でしたが
そんなことに気にすることなくお客たちはすごい行列を作って
います。

冷凍解凍料理なのにこの値段かという感じですが
それもスキー場相場としては当たり前なのかどうにか
しようという気があればどうにかできるのか、私にはどうにか
できるような気がしてなりません。

さて、山に登ると当たり前ですが、青葉山ゲレンデも開いていて
ろくに滑る人もいない随分年末からすると人が少ないのでびっくりです。

年末に草津の人気ぶりを感じましたが、それは所詮年末年始の
人込みであり、平日となればこんなものかという感じです。

予約の時の人気ゆえのとりずらさと感じたものも実際に宿に
着くと駐車場の空きやレストランのメニューでいつもの込み具合より
うんと少ないのでした。

それでも雪や宿の快適さは人がいない方がゆったりとでき
まあ満足度は変わらないのです。

本白根では第一ロマンスリフトから左に行く人はほとんど
おらず、いや第一ロマンスリフトに乗る人もまれという
感じで本白根の壁のパウダーは貸し切り状態です。

まあ平日ならこういう貸し切り状態のゲレンデはよく体験する
のですが、逆に申し開けない気分になり早々に退却したり、
引け目を感じたりするのです。

しかし、今日はそんなことはもう眼中になく、もう夢中になって
ここを繰り返してあっという間にリフト終了となりました。

不思議なのはこの人出でも本白根第二ロマンスリフトを
年末同様観光用として運航していたことです。

上に行っても見晴らしがいいわけでもなく、スキーで降りることが
できないにもかかわらず、なぜ乗る人もいないものを動かし
続けるのか全く疑問です。

吹雪の中のスキーを終えて宿に行くと今まで当たり前と
思っていたことの数々が実はこの宿の癒しにつながって
いたのだなあとつくづく感じるのでした。

コメント
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