King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

何を求めてスキーへ

2017年01月13日 23時45分40秒 | スキー
昨日吹雪のような状況で、山頂駅の寒暖計では-11度という
表示も見える中、全くそんな寒さも気にすることなく、リフト
の掛かり人の苦労に申し開けなく縮こまることなく最後まで
滑ったのは、やはり草津の醍醐味があったからでしょう。

宿で温泉に浸かり、こんな秩父より寒い山の中にそれも寒波が
襲来しているという大変なときに来るのかというとこの充実感と
得難い非日常感があるということです。

この寒さにさらされた雪は群馬県では珍しさらさらの雪であり、
冷たい風に研がれ踏むときゅきゅと音がするそんな雪が無圧雪で
たっぷりあるのが本白根の壁です。

昨日からの雪で昨日散々踏み荒らしたところも見事に自然パック
と新たに雪でコーティングされ、誰も踏んでいないファーストトラック
を何度も味わえます。

さすがに金曜ということもあり、私同様同じところを何度も滑る
人がいて独占という感じではありませんが、これは逆に同志がいる
ようで心強い感じもし、一番旬のものをいただいた満足感もあり
ました。

お昼に一旦天狗センターまで降りたら、朝は開いてなかった天狗の壁
が開いていました。

既に何本かのシュプールがありやられたという感じでした。

しかも、スキーヤーが付けたきれいなリズムカルなシュプールは
なく、ならばとばかりに入ってみたら、雪が全く滑らないぐさっ
ぐさの雪で深くターンしたら止まってしまうような普通の板では
難しい斜面でした。

どうにか転倒しないように滑るのがやっとです。

いつもつるつるかコブコブの難コースですがまだ踏まれていないと
上のフカフカのパウダーとは違う雪に苦戦しました。

寒い草津ですが、山頂付近はいつも雲が流れ雲の切れ間に晴れ間が
除きその時だけ時間が止まったかのような不思議な暖かい空気が
流れたり不思議感覚に包まれる瞬間があるのです。

この時季だからこそ感じることのできるものがある。だからこの
一番厳しい時期に来てしまうんだなあと思うのでした。
コメント
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