King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ディアゴスティーニ

2017年01月23日 12時56分20秒 | 日々のこと
よくテレビのCM にでてくる毎週本屋さんに出る雑誌で
付属の部品を組み立てていくと細部まで再現されたモデルが
出来上がるという物が今とても気になっています。

今よく見かけるのはF4とインプレッサです。

最初の創刊号が特別価格で安く設定されていて入口が
低くなっているのがまたそそるところです。

ネットで調べてみると全部完成するまでに二年かかり、
総額は20万くらいで出来上がるものも相当でかいもので
完成させられる人はどうやらまれで全部買ってもらう為の
商法というより夢を見させてより多くの挫折者を生むと
いうもののようです。

なんとなく趣味の王道のようなかかわっている間は自分の世界に
浸っていられるという夢を抱かせます。

昔は豪華帆船とかやっとマイホームを持った人がマントルピースに
飾るものを自分の手でこつこつ来るという何か趣味を探している
人のための極狭い世界のものだったのがより大衆の夢を食い物にして
できるものならついてきてみろという感じのものになっている感じを
受けます。

さて、これは先ほど誕生したトランプ政権と似た感じを受けます。

究極のポピュリズムともいわれ、かつては花形から分厚い中間層など
といわれた人たちが今では移民に仕事を奪われとり残された人たちの
不満をくみ上げて当選したということですが、そもそも主流派の人から
や時代から取り残された人の不満ならつまりは少数派なはずでそれが
なぜ多くの票と支持を集め大統領となれたのでしょう。

できたばかりの政権の支持が48%台というのもなぜそれなのに大統領に
なれたのかという疑問が残ります。

そして、彼がツィターでつぶやいただけで工場移転をとりやめたり
次期戦闘機の値段が下がったりといった現実の動きがありました。

まだ正式に政治の場に着いたわけでない状態で経済界ではそれだけの
実影響があり、今まで世界で長い時間をかけて交渉してきたTPPなども
自分が呼びかけておいてやはりやめたというわけですから、国際的な
信用を失う局面です。

それなのに米が抜け英のEU離脱など分断化が際立つときにいや世界は
彼らが離脱しようともひとつであり自由社会と基本的人権を堅持して
より良い世界を目指すと結束する場面なのに実際は米の顔色をう
かがうような理想は所詮理想で現実の生活を確保することにやはり必死
で次の世界を探っている状況の様です。

トランプ氏は演説の時にこれから8年アメリカのために働くとすでに
安定した長期政権が約束されているかのように振る舞っていますが、
果たしてそうなるでしょうか。

はたまたイギリスが世界の覇権国から滑り落ちたのがポンドの凋落
からであり、経済の弱体だったわけでドルの威信が彼の言う雇用と
移民や不公平な貿易の是正で経済を立て直すことができればまた
違う未来もあるのかということです。

ですが、米が最先端を行く情報技術やAI医療などのハイテク産業の
結果、鉄鋼や自動車などの製造業の人たちは仕事を失い、転職
できなかった人が失業者となり、不満を託つ結果になり、それら
の御陰で当選したトランプ氏に事態の打開が果たせるでしょうか。

今後AIにより仕事を奪われる人はさらに増え、自動車の自動運転から
会計事務や工場生産などは確実に失業者を生みます。

それらを再生させてさらに豊かな社会を築くには失業したりわりを
食った人をいかに再生して社会として生かし活力ある社会にするかで
あり、保護主義化したり排斥したりすればより社会の不満は募り
不安定化します。

そんなことを考えながらリーダースダイジェストみたいにダイレクト
メールのような初回が安くて読者を獲得していく古い商法の世界に
なんとなく諦めきれず定期購読を考えている午後でした。
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