King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

冬の寒さといえば

2017年12月03日 10時54分40秒 | 珈琲
今朝は祭りの花火でたたき起こされました。

なんで真っ暗な早朝に花火を連発するする必要が
あるの。

当店の枕もとで打ち上げているようなものでとても
寝ていられる状況ではなく、心臓の悪い人ならショック死
しているでしょう。

さて、年末らしい話題がいろいろと飛び込んでくる中、
今年は昨年は買えなかったケニアレッドマウンテンを
入れることができました。

そして、この秩父の寒さとともに味わう独特の感覚を久しぶりに
味わいました。

アフリカ豆特にケニアは今年度の大粒豆が入手困難な状況で
これはインドネシアも同様となっており、もともと少ない両
地域の産出量から味の良い良質豆が手に入りづらい状況に
なっています。

アフリカでは古くからグルメコーヒーとかプレミアムブランドが
あり、それは日本のブランド輸入とは違い厳格でその名にふさわしく
ないとその年の豆はなしとする潔さです。

日本では何かとマウンテンの付くコーヒーが多い中、この
レッドマウンテンはちょっと違うという感じです。

ホワイトキャメルやこのレッドマウンテンなど独特の麻袋で
昔から人気ですが、味を知っている人は少ないようです。

その味を堪能するには正にクリスマス、お正月といった華やかな
冬のひと時にふさわしいのです。

特に秩父のように寒さが厳しいところにはこの味が似合うと
毎年感じます。

年末各地から届く野菜がこの冬の間に味を濃くしていくのと
同様、この珈琲も冬に合い冬に私たちを温めてくれる力をもって
いると実感します。

珈琲の持ち味としてのど越しのさわやかさと後味の清涼感が
ありますが、飲んだ後温かみが続くものもあるのです。

パナマのようにクールミントのような清涼感が心地よい豆も
やはり冬の温かみがうれしい飲み物となると大粒豆で深煎りが
効き、味わいが濃く深いものに頼りがちになります。

ストーブや暖炉の前が似合う珈琲にして、ハレの日にふさわしい
イメージもありこれからの季節に欠かせない味わいです。
コメント
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