King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

そこに山があるから

2017年12月21日 13時26分01秒 | 珈琲

20世紀という時代には人類未踏の土地がまだあり、冒険というのが普通に行われていました。今でも未開の土地はたくさんありますが、人が住まないのは生活が成り立つか否かという問題だけではないようです。トランプ大統領は月に基地を作る大統領令に署名し話題になりました。また、月が人類の住まいになる可能性が出てきてホーキングの人類は宇宙を目指すべきという言葉とともに宇宙開発が加速する勢いです。しかし、地球以外に人類生存の条件は厳しく、宇宙船の速度や放射線などあまりに課題は多く、それを度外視してなお危険を冒して他の星を目指さなくてはならないのか。これは16世紀から大海を渡り他の土地を侵略した行動をさらに拡大するようで、さらにこの星をよく住もうという思想でなく、将来のため他の星の生活を目指すとする科学者の意見など何のためなのか意味が解りません。ジョージマロニーの有名な言葉と彼のミイラがエベレストで発見されるも登頂が果たされたのかは不明であり、何のためにという問いはだれしもまた彼に問いたいところでしょう。結局のところ20世紀に果たされたことは月へ人類を送り、エベレストに人が到達し、極点などにも人類が行くようになったものの、そういう言葉の事象があの円谷幸吉の遺書を思い起こさせるのです。私がその印象を強くしたのは『駅ステーション』のシーンで流れたことでその人生を改めて知ったことです。東京五輪は強く印象にあり、華やかな栄光のシーンとして華々しい舞台というものが、実はそこに上った人の人生は悲しい物語が実に多いという現実も強く思い起こされるのです。マラソンといえばアベベですがその陰でメダルを取った日本人として有名になっても過度の期待に押しつぶされたり、アベベのように事故で人生が変わってしまったりと栄光と光に包まれて輝き続ける人は実はまれで栄光を追う人は所詮影も強く味わうという現実を見るようです。そんなことを思うと普通の平凡な人生の実に幸福に満ちていることに毎日の珈琲一杯に贅沢と感謝を感じずにはいられません。珈琲を知ることは人生を楽しむことの第一歩かと。

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それにしても

2017年12月21日 10時40分02秒 | 珈琲

この年末というあわただしい独特の季節を迎えるといつも思うのは人に合わせていつもはやらないようなことをして失敗を続け、やっと自分なりの過ごし方を見つけたのが昨年のスキーと温泉の旅を増やして年末年始は休まないというスタイルです。いつも大掃除などして汗をかき喉を傷めて体調を崩していましたが、ランニングを日課とするようになりそもそも風邪をひかない超人体質になったものと過信してノロウィルス以外はもうかからないと思っていたのです。しかし、ノロウィルスが罹患するのならインフルエンザも当然罹るわけで体力云々は関係ないのです。そんなわけで年末の大掃除などはわざわざ寒くて忙しい時に掃除する必要はなく、暖かい時にやった方が効率もよくきれいになります。そんな人と逆をいく自信と自分なりを確立してこそよい年が迎えられるという根本的なことに気が付いたここ数年です。

ですが、なぜか今年はいまだスキーに行く機会もなく、今日はお客様が途切れた隙に大掃除までしてしまいました。いつも手が届かない高い窓などを掃除すると明るくなった居間の空気になんとも言えない幸福感が漂います。

 

まだ年末の在庫整理や帳簿関係という膨大な仕事が残っているもののなんとなくひと段落が過ぎた感もあり、今年いろいろと変化を楽しんだインドネシアの珈琲を楽しみます。

深煎りにして最初の一日目は苦みが強く感じましたが、二日目にはそれもなくなり、昔親しんだカンロ飴の様な味があの色とともにイメージされ広がります。年末と年始を大事な人と過ごすには何とも似合っている珈琲です。ここ一番にはこの味というものを持っている人はその時の過ごし方の達人です。そんな定番の味をお届けしお役に立てればと思うのでした。

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