King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

今やるべきことと株高と

2024年01月25日 10時46分26秒 | 珈琲
昨日は最近はまた変わったスキー場の変化を書こうとしてクリスタルマウンテンの味のよさから品揃えのことに流れて書き損ねてしまいました。
雨とか雪の少ないゲレンデで滑ることほど情けないことはないのですがそんな雪の少ないスキー場でも深雪に埋まってなくなった方や沢に落ちてなくなった方など雪山の事故、遭難は起きています。
そして雪山だけでなく地方で起きている経済的動きはもはや我々庶民にたいしての投資や経済的動きがまったく別の方向を向き出した感があります。ニセコや八方で空き物件が出るとすぐ売れるという動きはもう15年以上も前からありました。コロナ以降閉まるスキー場は後を絶たず、村の小さなスキー場とか地元の自治体経営の昔からのスキー場もなくなりつつあり冬場の地元の経済を支えるものや担い手までもが変化しているのです。今スキー場に投資されるのはもはや日本人や地元の人の施設ではなく訪れる外国人のためのものでまったく日本人は意識されていない感じです。
私が毎年行く草津でもまったく新しい施設が作られましたが、高級寿司レストランだとかで魅力を増したなどと喜べるものではないのです。どこのスキー場でも食事の値上げはあり長らくリフト券と食事のパック券というのがあらゆる施設で出てましたがそれに含まれる食事券では足りないところだらけでお得感も感じられないものになっています。さらに最近はかつてはマックアースが運営を引き継ぎ継続するという動きがいまでは異業種や海外資本が運営にのりだし知らないスキー場ができたと思ったら名前が変わっただけというのが目立ちます。
それらの動きはいままでは地域やスキー団体と共に共存共栄するための動きだったわけですが今ではとにかく海外の人に来てもらってお金を落として貰う。働く人も外国人でよいというものです。つまりはもう日本人の土地で日本人のためのサービスは受けられず海外の人に奉仕する形なのです。この変化はよいものなのかあのときこうしておけばにならないのか解りません。
どうして海外の人がわざわざ飛行機を乗り継いでまで日本でスキーをするのかについてとにかく雪質がいいというのがいわれていましたが、今年の雪質はどうにか滑れる程度なのに対して有効なものではありません。
ニセコや八方の規模のスキー場なんで海外のスキーリゾートからすればちっぽけなものです。それでもわざわざ何十時間も旅を続けて来るのはやはり安いからです。ハワイではラーメンが20ドルとかとにかく物価は日本以上の値上がりで家賃なども倍と楽しめない状況にあり、それに比べたら食事も安くておいしく安全な日本ということになるのです。
スキーだけでなく観光地にしろ日本人の姿はなく大挙し寄せる外国人だらけなのです。最近ではその人たちが一度に使う食事の額にも驚きの声が聞かれます。お得な定食やランチメニューなどよりデラックスコースや各種一品物をそろえた方がいいというのです。ですから先程の草津の寿司レストランもお任せコースがメインだといいます。スキー場にある食事は高くてろくなものはなくまた文句をいいつつそこで食べるしかないといった傾向は一向に改善もなくつぶれていくだけといった状況が今後はどう推移するのか解りません。
ただ不思議なのは日本ではホテルでも旅館でもコーヒーを手軽に飲めるという環境になく、高くて不味いのにそれについての不満は聞かないなです。日本人の食の文化の高さとかをいま来ている人は求めてなくてとにかく安くておいしいもなだけで満足している状況なのでしょう。日本人もかつては仕事始め前に先ず顔を合わせ朝のお茶を飲んでから仕事を始めました。旅館に着いても部屋に荷物を運んで中居さんがお茶とお菓子を出してくれました。しかし、最近では部屋に行く案内の紙をフロントで貰い部屋に着くともう布団が敷いてあるというサービスに変わっていてお茶がでないことに文句をいう人もいないわけです。それは安い料金だから仕方ないと諦めやお茶なら自宅で飲めばいいという自宅でできることは旅先でしなくてもいいということです。それだけに日本人の旅行やバカンスは忙しないもので海外からの人がコーヒーの文句がでないのも同じような理由かもしれません。只腰を落ち着けた滞在をしたときにこのコーヒーやお茶の習慣が蔑ろにされた状況に不満が現れるのは間違いありません。
コメント
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