通年だと秩父地方の雪は年末の25日と1月の13から15日あたりに降ります。
ずっと乾いてよく晴れて寒い日が続きましたが、昨日から雨が降り今朝もずっと雨です。
寒さのピークはこれからですが、体感的にはからだが寒さになれてきてこれからは夜走っても汗が流れるようになるのです。まだ今は額に汗がにじむ程度ですが下着は濡れています。先月の下旬などはまったく汗もかかず寒さが体に染み込む感じでしたが寒さにも慣れが現れるのですから寒いからといってうちに閉じ籠るのは一番いけないことで、冬は冬で楽しまねばならないのです。
今夜走ると空にはオリオン、シリウスが輝き、北の空には大きな北斗七星の全貌がみられます。
北斗七星全体が見えるのは田舎の空が開けているという立地ゆえですが田舎に住んでいてもそとにでなければ知ることもないのです。
昔ならくっきりとはっきり天の川をみることもできましたが、夜が明るくなったことや大気汚染などで知識として天の川があることはみんな知っているものの実際にはみていないという不思議な状況であるといえます。しかし、実際に日本にいてもちょっと山の方や空がよく見えるところに行けばみることができます。一方絶対にみることも感じることもできない超自然のものを信じる人は多く、科学的、現実ではそれら知覚できないことを人は信じるのです。それが力になり生きる目的やら意味を見いだしたり連帯して大きな力を発揮してきたのは間違いなくそれがもとで世界中で軋轢を産み戦争やら扮装の火種となっています。
合理的でないとか科学的でないと否定するのは簡単ですが、じゃあ信じなければいいのか目に見えるものや科学現象だけや物理現象が全てなのかということになると数式や言葉だけで表わせないこととか人々が連帯してなしてきた進歩を否定することにもなり嘘だから信じちゃダメといって終れるものでもありません。
そんなものの中間にあるのが珈琲を飲んでほっとする心というか心地、そんな共通で誰もが感じられてそれを共有してより多くの連帯やら進歩に繋げられないかと思います。
なぜ異教徒だから襲ってもいいとか異教徒だから殺しても罪にならないとか侵略していい理由が出てくるのでしょうか。
そもそも帝国の支配者や帝国の支持している人の信じる心や構造が母体で支配者を頂点にして団結したから大きな力になっただけで支配者の権力欲や贅沢三昧や個人資産拡大のためにやっていることではないことが最近のポピュリズムに現れています。
まあ、今できることはせめて実際に目にできるものをみてみようと秩父の明るい町のなかでも今空を見上げるとうっすらと天の川の存在を目にすることができます。それには北の空にカシオペアを見つけそこから天頂の昴へゆっくりと観察すると
雲とは違う影のようなものがはっきり見えてきます。天の川をみるとは私たちの暮らす地球が太陽系という天の川という銀河の一部であり、宇宙をみることは300億光年の歴史を一瞬でみている事実に他ならないと知るとただの夜空もものすごいものの一部にあることを感じます。
それと同様今までまったく手に入らなかったクリスタルマウンテンを当店では2000円を切る値段で飲めるというのはもはや奇跡のようなことで、真冬のキリッとした空気にこの上品でどこまでも澄んだ珈琲の味わいは独特のものでいつまでも味わっていたいとそんな気にさせます。
この寒い夜に天の川を眺め、やっと手に入るようになったクリスタルマウンテンを飲み悠久の時間と豊かな心地を手に入れてみませんか。