King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

ミケーネ、ヒッタイト、エジプト同時崩壊

2024年02月23日 18時55分08秒 | 珈琲
ここ数日は雨のなかを走ってすっかり冬に戻った寒い夜を味わっています。秩父は昨日の夜はみぞれか雪かと思われましたが、ずっと雨のままだったようです。こんな暗い休日は、さっぱりした珈琲を飲んでしっとりとした静かな時間を楽しみたいものです。
グアテマラの嫌気発酵でもいいてすし、コロンビアスプレモでもいいでしょう。こんなはっきりしない日にはやはりチョコ味の珈琲がいいという人もいるでしょう。
昨日のトップニュースは株価が市場最高値ということでした。日銀総裁は国会質問で今はデフレでなくインフレと答えました。かといって今までの低金利や金融緩和をやめるのかということはなく賃上げと景気拡大の好循環を見極めたいということでした。他の国では株価は10倍くらいに上がっているし賃金も三倍くらいに上がっているわけで円安で企業の延命を図ったいた日本は結局円安で貯まっていた富を吐き出しそれを他の先進国に貢いだ形です。
紀元前1600年の地中海沿岸の古代文明、ミケーネ、ヒッタイト、エジプトは同時期に崩壊したそうです。これは先日のNHKのフロンティアという番組でやっていました。この番組はろくな番組がない最近のテレビのなかでは秀逸なできです。最新の研究と多方面の取材で浮き彫りになる事実は私たちの近未来にも起こり得る事として温暖化と自然災害の拡大と重なって見えるのでした。さらにその前の週の番組では世界に広がる鍼灸術と漢方生薬の話でした。私はサイモン・シンの『代替医療のトリック』という本でWHOも針治療やホメオパシーを科学的根拠に乏しいと完全否定しており科学的には効果は見られないものだ思っていました。昔はテレビで中国の心霊治療師は素手で盲腸を手術し傷痕も残らないというのをやっていました。後にインチキだったというのが報道されたり、最近改めて否定されるというのが多いのですが、今回のテレビでは鍼灸や生薬について世界的に広まっていて活用されているというのです。その導入に現れたのは6500年前の氷河から発見されたミイラの映像です。このミイラはアイスマンと呼ばれ発見された当時の新聞記事も読んだ記憶がありますし、鍼灸のつぼの入れ墨があり青銅の斧を持っていたと他の書物でも読んだことがあります。しかし、映像として見たのは今回がはじめてでサイモン・シンには否定された経絡や気の流れは6500年前のヨーロッパで普及していたことを如実に語るこのミイラの姿には雄弁な証言者を見る思いでした。そして米国の軍隊でも採用されている絆創膏型の小型の針とか電気と針など即効性持続性で進化を遂げている姿を見ました。私の実際の感覚では現代医療というのは多くの病気を発見し、治らない難病を増やしはしても昔ながらの風邪さえ未だに特効薬もなく治せない頼りないものだいう認識です。ところが学者は人類の進歩は死も克服すると見られているのに驚くばかりです。とりあえず鍼灸について自分自身の今にどのような効果をもたらすか試してみたい気がするのでした。



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