King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

コロンビアが好き

2021年03月04日 10時22分36秒 | 珈琲

三月は期末で色々な変化がある時です。

しかし、実はこの変化はすでに二月のうちに準備されており

いつもより少ない日数の月でごたごたした中であわただしい中に

進められたものです。

 

まあこんな時にはよい変化を見つけてみるというのがいいでしょう。

 

実は当店ではこんな時期ですが、珈琲の良質で豊かな味わのものが

増えていると感じています。それに安く手に入れたよい豆が今年も

入り、スペシャルティでも安くてこの味というのが増えたのです。

 

やたら差最近多くなる新スポットやリニューアルされたモールなど

新しい施設には多いコーヒーショップですが、よく聞く名前の店に

並ぶのは聞いた事のない農園の豆というのが定番です。

 

みな200g2000円はします。コンテスト入賞豆や希少豆などは3000円は

しますが世の中このように値段が高ければよいという欲求があるようで

普段の日常必要品なのに安くてうまい豆というの点ではみのがされている

といつも感じます。

 

そんな中で、ブラジルの豊作やヨーロッパ勢の買わないインドネシアとか

当店ではグアテマラのバカマラとかインドネシアのゴールデンマンデリンとか

次々に安値の豆を手に入れてきました。どれも味がよくそれなのにこの値段と

いうのがうれしい豆でした。先月のザンビアとこの傾向はつづいており、

さらに今度のコロンビアも予想を超えたものでびっくりしています。

 

コロンビアというのは焼くのはそれほど難しくもなくよく膨らむし、火の通りも

良く誰でも焼ける豆です。ただ、コロンビアらしいとか持ち味を引き出すというと

なかなか一筋縄ではいかずそもそも人々がコロンビアに求めるものは何かという

根本問題にも突き当たります。

 

前にはちらほらといたコロンビア好きの人たちも大手コーヒーチェーンや

流行りの豆のまえに主張を堂々と発表できない事態と産地がかつての豆と

様変わりしてしまったことなどからコロンビア好きの人が激減し、今の

コロンビア好きの人が何を思ってコロンビア好きを標ぼうするのかという

問題も出てきました。というのも当店でも今回入れたマグダレナもスペシャルティ

というグレードながら特定農園ものでもないし、以前入れて面白い味の

コロンビアという期待を裏切る面白さがあったので入れたのですが、それが

今回のものは前より全然上質でコロンビアらしくなっていたのです。

 

昔よく喫茶店で香っていた香りであり、紅茶のように明るい赤い色を持ち、

淹れた時からああ懐かしいという気分になります。そしてコロンビアらしい味の

広がり、上質であり透明感がある甘さがどんどん大きくなります。こんなマイルドさ

があるのにお客様にだしたらいきなりミルクや砂糖をドバドバと入れられたりする

のですが、それならスーパーの安い豆とかいくらも選択肢があるだろうにと思うのですが

なぜか何かを求めて当店のような路地裏の店に現れるのです。

 

それでもたまにいるコロンビアが好きな人。マイルド珈琲といえばコロンビアに

応えられる豆が今回のマグダレナです。

 


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