King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

のろのろ台風に

2024年08月30日 11時31分30秒 | 珈琲

28日に鹿児島に上陸した台風10号は一日かけて九州を北上、昨日の夜大分にいて今後北西に進むと見られます。
そんな昨日のニュースを聞いてさていつも通り夜の8時に走りに行こうと玄関を出ると駐車場を川のように流れる雨にこれはダメだと走りを中止。
お盆から続く台風の接近でここのところ雷雨の中走るのは当たり前になっていましたが、視界が遮られるような降りでは身の危険があり雨の中走る限度を超えます。
そういえば日曜日のバスケットのOB会の試合でも自転車で出掛けて直ぐ雨が降りだして激しくなりびしょびしょになりました。
どうせ汗で濡れるのだからと構わずそのまま体育館に行き試合しましたが、たまに雨に濡れるのもいいけれど、こう毎度ではたまったものではありません。
相変わらずニュースは被災した地域を繋げて悲惨な危機感を煽ります。知人の料亭女将が店の備えをしたとSNSにあげました。何故か窓を内側からブルーシートでおおっただけ。
やるならコンパネで外から窓を覆わなけりゃ意味ない。昔は魚でもリンゴでも皆木箱できましたから雨戸やドアを飛ばされないよう打ち付ける木には事欠かない状況で台風というとあちこちでとんとんやる音が響きました。
こう連続で災害が続き、防災の日が近づくとテレビでも防災グッズの特集とかテレビ通販もポータブル電源とかをやっています。
東日本大震災の時には計画停電で珈琲を飲もうとしてミルも使えず、お湯も沸かせなかったのを思い出します。今では手回しミルはセラミックのポーレックスはあるし、ガスのカセットコンロや炭とバーベキューコンロ、七輪などが直ぐ出せるようになっています。
昔からお茶道具として湯を沸かすのに鉄の釜が使われましたが、鉄だと水に鉄臭さがつかないか昔から気になっていました。
茶釜は秀吉の純金製のものが有名ですがそれは味を求めてのものではないでしょう。マグカップなどもステンレスの真空二重のものからチタン、スズ、銅と色々あるものの野外で本当に力を発揮するのは何か即答はできません。昔は定番のホーローのマグカップも今ではデザインや質共によく軽く丈夫で長持ちします。
ミルもポーレックス一択だと思いましたが、最近は玉石混淆で全くどれがどうだか判断つきません。USB充電方式のものなど3000円ほどで買えいいように思えます。かと思えばコマンダンテの手回しは40000円以上もし電動のミルっこが買えてしまうものまであるのです。
私にはポーレックスがあり、不満はないのですがコマンダンテの高さの理由など探ってみたい気もします。
茶道具などは昔から趣味の世界で高いものをコレクションするのが当たり前で、茶の湯などでも亭主の茶道具の説明タイムがあります。要は道具自慢でそれをするために茶会を開く人もいます。しかし、肝心の茶はどこどこの茶葉を使用というのは問題になりません。裏千家でも表千家でもひとつの茶屋がブレンドして提供するとなっています。とりわけ淹れ方やら味わいかたに作法があり、均一化して道としてしまったのは誰がやっても同じ味やら境地に至るために編み出されたものと思われますが、最近の急須のないうちが増えてお客や会議にもペットボトルのお茶が供されるようになり茶の心などはもう誰もが省みないものになり珈琲もそうなるのかといった感じです。
それでもチェーン店のコーヒー屋ばかりでなくしぶとく珈琲専門店なる店が存続していて注文を受けて豆を挽き一杯一杯ハンドドリップして出す店はなくならないのです。
これから温暖化で各国の豆をストレートで飲む喫茶店文化も存続できるのか定かではありませんが最近では代替コーヒーの発売も盛んで本物の珈琲を飲み続ける人がどれだけ残るのか不安な将来がこの台風がもたらした環境の変化だといえるでしょう。




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