King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

will yun leeとトップガンマーベリック

2019年07月31日 10時01分45秒 | 珈琲

ひょんなことから録画していた『ダィアナザーデイ』ピアースブロスナンの

最後のボンド作品です。この映画の大好きなシーンは北朝鮮から脱出したボンドが

びしょ濡れで髭ぼうぼうで香港のホテルに到着するところ。ロビーにビショビショの病院の

患者着で現れ極上のスィートを要求するシーンです。当然フロント係はバーで待てと

酔っ払い扱いしますが、支配人が現れ要求通りもてなしてくれるという設定がなんとも

大人の映画だと思います。

 

つい先日トップガンの続編が作られるというニュースがありました。

その時はなんでまたという思いでしたが、なんだか政治的経済的動きのようなものが

最近伝わってきました。というのもトムクルーズがこの制作をほのめかすTwitterを

載せた写真のジャンバーに日本と台湾の国旗が消えたということから裏に中国の金が

絡んでいるからだというのです。中国はハリウッド並みに映像制作スタジオを作り、

映画界に進出してきています。その影響は随所に現れ中国の意図が差し込まれた表現に

変わっていると言われています。

 

つまりはこのボンド映画のような自由な描き方も今後もう見られないのかという

そんなメモリアル的な映画なのかもしれません。

 

イギリスは世界の覇権から滑り落ちたのに未だに世界の国王だと思っているという

自らの立ち位置も映画の中では出てきており、英国の諜報員のアクション映画をみる

べきものにしています。

 

最初のアクションシーンにwill yun leeが出てくるのですが、グッドドクターや

フォーリングウォーターで見慣れた顔からするとスマートで切れ切れのアクションと

鮮烈すぎて本人と気が付くまでしばらくかかりました。何しろ最初に出てきて死んでしまい

それでも字幕に名が出てくるのでやっぱりとなりました。

 

現実社会ではハイテク兵器とか金融市場などもネットが主戦場になり、戦争もテロとの戦いと

いう実際に戦争が起こるところも現実のスパイも暗殺も報道されるものと映画では相当のずれ

がありますが、北朝鮮とか中東といった危険地帯の物語も今後はトップガンのような現象が

増えるとどんな方向に行っちゃんだろうという気になります。

 

まあいまでもパソコン使用のシーンに必ずバイオが出てくるようなのをみると日本は

つつましいんだか金の使い方が悪いんだかと思います。

 

この映画の後もアクションスターとしてスパイ映画にも諜報員役にもでてくるという

しぶとさで映画界に残りましたが、役としてはマンマミーアの元旦那役が印象的です。

 

「タイム・アウト・オブ・マインド(Time Out Of Mind)」みたいになってこそ役者なんだと

過去の名声やらイメージに捉われたら負けなんだとリチャードギアには思い知らされました。

 

トムクルーズがいつまでアクションスターをやり続けるのか齢とってどんな映画を撮るのかも

また興味を集めますが、それにどんな水を差すのか世界の変化と資本の変化にも注目したい

ところです。

 

朝のニュースでここ数日を乗り切ると強くなれるという医者のコメントが妙に耳に残るものと

なり、朝の焙煎もそんな気持ちでやりました。

 

ただ、朝のウォーキングで暑さに強くなるというのはどうだろうという気持ちがしましたが、

テレビで推奨するのなら夏場は避暑に高原や上高地がお勧めとやった方がいいのではという

気もしました。

 

今避暑にお勧めの涼しいところを流せばいいものを暑さのトップばかりが放送されている

のは完全にミスマッチです。暑いというのはみんながもうすでに共有しているのに今更

ニュースにすることではないでしょう。

 

おせっかいにも扇風機やクーラーを使えとか朝ウォーキングしろというのは自由主義の国、

西側民主主義の物とは思えません。N国に議席が取れたのももっともなのかもと思えてしまう

のでした。

 

 


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