King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

グリーンダラッド

2024年03月07日 14時53分39秒 | 珈琲
ベトナムは世界第二位のコーヒー産地です。
その割りに皆さんにはベトナムのコーヒーのイメージがないのではないでしょうか。
それは品質に幅がありその割りに代表されるブランドもないと言う状況によるのでしょう。
豆屋さんの店頭で見かけても手にしずらい銘柄です。
アジア圏のコーヒーというとみんなブラジルとコロンビアのブレンドの味という感じでコロンビアっぽいという表現で大方それを越えるものがありません。
結構な高い豆でも美味しいとか印象に残る特徴もないといったことが多いし、下手をすると不味くて飲めないということになるかもしれません。
私も多くのNGOやらNPOから販売を依頼されたり、仲間になれと言う話をいただきましたがことコーヒーに限ってはその味に惚れてとか産地のためになりたいとか言う話になりませんでした。
コーヒーのフェアトレードとかプロジェクトなど話を聞いても架空のお題目を唱えられているようで全く信用ならないのです。
私の場合は自分で飲んでみて味と価格が見合うものでなければ手を出しません。
変な夢物語や理想はお話になりません。それに全うな味でなければ手にできません。
さて、そんな当店のベトナムのコーヒーは実にコーヒーのコーヒーらしさとか期待する味とかがない味になっています。
なにか身も蓋もないような話に聞こえますが、当店に見えるお客様のほとんどがおっしゃる酸味が苦手という方にはこれでいいのではとなります。
じゃあその対局にあるのはといわれればクリスタルマウンテンが今ではありますし、インドネシアのクィーンスマトラやイルガチェフがあります。
それに私のように珈琲に求めるものとしてこってりとした珈琲らしい味と苦みを求めるならインドモンスーンやパプアニューギニアもあります。
でもこれから春先の花粉の憂鬱や不安定な気候とか考えたらそっけないコーヒーでいいのでは。
それでも苦みと珈琲らしさが必要よという方はニカラグア、ブラジルエスプレッソレディがおすすめです。

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