King Diary

秩父で今日も季節を感じながら珈琲豆を焼いている

新豆来た

2011年04月21日 10時32分10秒 | 珈琲
すっかり景気の悪くなった春ですが、下を向いてばかり
いられません。

今朝方運送業者により、新豆が到着しました。

実際の昨年の豆はもういくつか届いていますが、昨年の
秋の収穫のものは、もう少し後の5、6月の入荷となります。

イエメンの豆が最近入ってこなくなり、値段も高いままです。

エチオピアの豆は前より種類も増えたものの値段は大分上がって
います。

これらの豆はくずっぽい豆の癖に味と香りは他にないものがあり、
高くてもつい買ってしまいます。

どこの産地も高級感と希少性を謳って高く売る傾向がありますが、
安定と安価というものにも寄せる信頼というものがあります。

嗜好品という独特の世界でもあり、本物の特定と理解は市場の
傾向と乖離するようです。

私自身はマンデリンは嫌いで扱いたくなかったのですが、
その味は認める事が多くなってきたので、色々選択して研究をして
見る事にしました。

取り寄せたサンプルや入荷した豆を焼いてみて納得が行けばメニュー
にも定番として載せて行かなくてはならないでしょう。

とかく、味については提供する側は万全を期していい物を提供して
いるつもりでも、淹れる段階でとんでもない失敗をしていてもそれは
豆のせいにされることもあり、立場としてはいつでも批判を受け易い
状態にあります。

それに味の基準も人それぞれであり、情緒的なものから思い込みの
雰囲気から来る物だったり、実に頼りのないものから評価されている
のです。

それらのいわれなき評価に負けない力強い本物の味を確立できなければ
自家焙煎の珈琲豆屋などやっていけません。

またその情熱、うまい物を提供したいという気持ちがなければだれも
始めないはずです。

私もそんな始まりの気持ちをいつまでも熱く持ち続けたいと今日の豆を
見て思いました。


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