本の感想136:恩田陸『エンド・ゲーム―常野物語』(集英社)
★★★★☆
前半のサスペンス調の展開に引き込まれ、短編で未解決だった謎が
明かされるのではないかとかなり期待して読んでいたのだけど、
『ネクロポリス』同様、異世界が出てきたあたりから「ムムム……」と
なってしまった。
常野一族の設定自体がファンタジーなわけだけれど、
どちらかといえば地に足のついた感のある『蒲公英草紙』のほうが好み。
洗濯屋の設定なんかはとてもおもしろかったのだけど。
『光の帝国』を読んだのはずいぶん前なので記憶も薄れているのだけど、
短編でぎゅっと濃縮されていた魅力がぼやけてしまったような気がして残念。
★★★★☆
前半のサスペンス調の展開に引き込まれ、短編で未解決だった謎が
明かされるのではないかとかなり期待して読んでいたのだけど、
『ネクロポリス』同様、異世界が出てきたあたりから「ムムム……」と
なってしまった。
常野一族の設定自体がファンタジーなわけだけれど、
どちらかといえば地に足のついた感のある『蒲公英草紙』のほうが好み。
洗濯屋の設定なんかはとてもおもしろかったのだけど。
『光の帝国』を読んだのはずいぶん前なので記憶も薄れているのだけど、
短編でぎゅっと濃縮されていた魅力がぼやけてしまったような気がして残念。