金木犀、薔薇、白木蓮

本と映画、ときどきドラマ。
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山田永 『日本神話とアンパンマン』

2006-07-24 14:24:45 | 06 本の感想
本の感想149:山田永『日本神話とアンパンマン』(集英社新書)
★★★☆☆

日本神話とアンパンマンの、物語としての構造の共通点を説き明かす一冊。
あらゆる物語の原型が神話にあることはすでに指摘されていることだし、
馬鹿馬鹿しいっちゃ馬鹿馬鹿しいのだけれど、
アンパンマンってとこがいいじゃないの。
作者のツッコミも楽しい。
わたしもドキンちゃんが好きだ。
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石井睦美 『卵と小麦粉それからマドレーヌ』

2006-07-24 14:23:05 | 06 本の感想
本の感想150:石井睦美『卵と小麦粉それからマドレーヌ』(ピュアフル文庫)
★★★☆☆

大好きなママの「爆弾発言」に揺れる中学生の菜穂。
危機や友達とのやりとりを通して、「もう子どもじゃない」立場を
獲得していくまでの小さな成長の物語。
ふわふわしたやさしい印象の本でした。
穏やかすぎて(主人公にとっては一大事なのだけど)、
やや物足りない気もするのだけど、児童書としてはよいのでは?
靴のくだり、どこかで読んだ気がするので、教材などで一部だけ
既読なのかもしれない。
作中にも出てくるブラッドベリの作品は、読んでみたいと思いつつ、
なかなか手を出せないでいるもののひとつ。


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