大徳寺高桐院を見学した後、お茶をしに大徳寺レモン館という喫茶店へやってきた。
大正時代に銀行の支店として使われていたという町屋を改装した喫茶店。
いい雰囲気の落ち着いた店内。
私たちはこの窓際の席に。
予約をすれば、このお座敷で食事もできる。
銀行時代のカウンターの名残が床に残されていた。
お抹茶と白玉ぜんざいのセットを。
白玉が大きくてモチモチしてて美味しかった!
しばらく休憩してから、最後に船岡温泉へ入って行こうと思ってたので
船岡温泉へ向かった。
途中斬新なタイル貼りの店発見。紙商カワハラ
白と黒の小口タイルが交互に貼られてるのだけど、
何か目の錯覚?で長方形のはずのタイルが台形?に見える。
こちらのショーウィンドウ下には白と緑の市松模様に真ん中には大理石風マーブル模様のタイルが
緑の植物に覆われたこのお宅のタイルも
よく見ると味わい深い色のタイルが貼られてた。
おなじみの元銭湯のカフェ、さらさ西陣の前を通り、
船岡温泉の隣にも元船岡温泉の一部であった建物がパン屋さんになってて、
前回来た時にはお店が閉まってて、窓越しに覗くだけだったのだけど、
この日はお店の中へ入ってタイルを見せてもらった。
カフェスペースの腰壁にびっしり貼られた色とりどりのマジョリカタイルに興奮!
違うパターンのタイルも
そして船岡温泉。
ここも学生時代にこのメンバーで入ったことがあって、(Aちゃんは入ってないと言うが)
内装のすごさに感動した記憶はある。
これがマジョリカタイルと認識はなかったが・・
マジョリカタイルとの初めての出会いだったかも。
唐破風の玄関を入ると、
マジョリカタイルがびっしり。
これはほんの序章で、中の脱衣所の扉周りにも、更に脱衣所から浴槽へ向かう渡り廊下には多種多様な
マジョリカタイルが貼られてるのだ。
格天井に天井装飾や欄間も凝りに凝っていて、池やら石橋やら銭湯とは思えないような景色も見られる。
入口のマジョリカタイルの上には丸窓。
竹の桟が和風を醸してる。
元は大正12年に建てられた料理旅館だったそうで、この巨大な石垣が格式の高さを感じさせる。
昭和8年に特殊舟岡温泉と改称され、日本初の電気風呂が設けられたのだそう。
先ほどのパンやさんの建物にはその特殊舟岡温泉の文字が残されてる。
ここで、相国寺で若冲を見て帰るというAちゃん、家に帰るというTちゃんと別れて温泉に入った。
久々の船岡温泉はやはりマジョリカタイルパラダイスで一人で静かに興奮!
さすがに写真は撮れず断念したけど・・
一目で一見とわかる私に常連のおばちゃんたちがあれこれ世話を焼いてくれ、帰りのバス停まで詳しく説明してくれ、
いろいろ世間話を交わしてお別れした。
たまにはこんなローカル銭湯に入るのもいいもんだなあ。
しかしこの後、歩きに歩いたので電車に乗るころにはせっかく流した汗がまた吹き出してしまったけど;
この後はバスに乗るつもりだったけど、せっかく京都へ来たので歩かないともったいないかと
思い直して、阪急大宮までウォーキングすることに。
バラの花に囲まれた赤い扉がかわいい家。