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神嘗祭附属?のお祭り「御酒殿祭」と日本酒の日の関係

2024-10-18 11:10:34 | 附属酒類経済研究所



昨日の新川大神宮の例大祭
これもまた昨日記したように、その由緒から伊勢神宮の神嘗祭と同じ日に催行されるのですが、その神嘗祭について宮司様が昨日、「伊勢神宮のお祭りの中で最も重要なお祭り」と説明されていました。

とても大事なお祭りだということには疑いはないのですが、他にも新嘗祭とか春の大祭とかもある中で、「『最も』重要」と言われると伊勢神宮自体でそのように称しているのか気になってホームページを見てみました。




神嘗祭

収穫に感謝し新穀を奉る神宮至高の神事

年間1500回に及ぶ神宮の恒例のお祭りの中でも、最も重要なお祭りが神嘗祭です。

おぉ、まさにそう書いてありますね。失礼いたしました。

神嘗祭は、その年に収穫された新穀を最初に天照大御神にささげて、御恵みに感謝するお祭りで、由貴大御饌と奉幣を中心として、興玉神祭、御卜、御神楽などの諸祭を行います。
さらに附属のお祭りとして、春に神宮御園で行われる御園祭、神宮神田で行われる神田下種祭、秋の抜穂祭のほか、御酒殿祭、御塩殿祭、大祓があり、神宮の年間の祭典は神嘗祭を中心に行われているといっても過言ではありません。


「神宮の年間の祭典は神嘗祭を中心に行われている」ともありますし、「附属のお祭り」というのもあるんですね。
業界的には「酒」の字がつく「御酒殿祭」が気になります。
「恒例行事」というのを見てみましょう。





御酒殿祭(みさかどのさい)
6月1日
内宮神楽殿の東側に隣接する御酒殿において、6月の月次祭の由貴大御饌にお供えする御料酒(白酒・黒酒・醴酒・清酒)がうるわしく醸成できるよう、また全国酒造業の繁栄を御酒殿の神にお祈りします。


なるほど、ですが、「6月の月次祭の由貴大御饌にお供えする御料酒」とあり、神嘗祭との関係には触れられていません。
そこで「近々の行事」的なページを見ると、10月1日にも御酒殿祭がありました。

10月1日
内宮神楽殿の東側に隣接する御酒殿において、神嘗祭の由貴大御饌にお供えする御料酒(白酒・黒酒・醴酒・清酒)がうるわしく醸成できるよう祈願し、あわせて全国の酒造業の繁栄をお祈りします。

なるほどなるほど、です。

ちなみに10月1日と言えば業界的には「日本酒の日」ですが、これと何か関係はあるのかな?
こちらも酒造組合中央会のページを見たのですが、「今は7月から翌6月までの「酒造年度(BY)」が昔は10月始まりだった」というのと「10月の干支の「酉」に因んだ」辺りが出ていましたので違うようです。
(まあ御酒殿祭は年に何度かありようなので10月1日に特定する話でもないけど)


ただ、どちらもちょい苦しい説明?だし、正直この御酒殿祭に因んだ、という方がしっくりくる気もしますね。
(もしかしたら実は御酒殿祭で、宗教色が??ということで別の由緒に?)



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