牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

三世紀に亘り問屋を営む升本総本店の徒然を毎日更新!!商品情報からビアガーデン・試飲等イベント情報、酒文化経済・書評等々!

今年はマジック!ボージョレ・ヌーヴォを楽しむインテリジェントロビー・コンサート@インテリジェントロビー・ルコ

2024-11-22 11:01:52 | 酒の催事等ご案内(自社物件も違うのも)



昨日11/21(木)はボージョレ・ヌーヴォ解禁の日。

毎年この日に合わせてウチ運営の飲食ラウンジ「インテリジェントロビー・ルコ」で開催されるのが、関連のビルマネジメント会社主催の「インテリジェントロビー・コンサート」





抽選等を通じお招きしたお客様と共に、ボージョレ・ヌーヴォと今年めでたく伊勢神宮献納100周年を迎えた白鷹を味わいながらコンサートを楽しむという趣向。



会場準備


今年は「コンサート」と言いつつ、KiLa (キラ) さんというマジシャンをお迎えしてのマジックショー。





ご好意で「写真撮影OK」と言って頂いたのにいつもながら絶望的にヘタな写真ですが、ご自身曰く「参加体験型マジック」というだけあって、観客を巻き込んでのKiLaさんのマジックは大盛り上がり
(KiLaさん、ありがとうございました!)

今年のボージョレは収量もそこそこあって「房を選べる」ということで造り手の個性が出ている感じで、供されたラブレロワのヴィラージュの古木はフレッシュながら骨格のある味わい深いヌーヴォでした。
(昨年まで輸入していたサッポロさんが輸入を取り止めたときにはどうしようかとおもいましたが、同じくドルーアンから撤退した三国ワインさんが代わりに輸入することになり、無事にバトンが繋がりました)。

ワインに合わせてのスナックは、コロナを経てテイクアウト用に開発?された、インテリジェントロビー・ルコのオードブルセットで、これも好評でした。





ちなみに、記録のためにメニューを書いておきましょう。

・スモークサーモン・クリームチーズのブリニのせ
・カマンベールとボローニャソーセージのバイン ミーサンド
・キャロットラペとトルティージャ
・ペンネサラダとハモンセラーノ
・紅茶鴨スモークにレッドキャベツとビーツの サラダ
・メイプルシロップ大学芋


自宅に戻ってから頂いたのですが、ボージョレ・ヌーヴォはもちろん、白ワインにもよく合いましたよ。

年末の職場でのパーティ等に是非ご用命ください!!!



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早稲田大学の飲酒の掟

2024-11-21 13:51:55 | BTP48あるいは積み樽データブック



昨日話題にした大学の日本酒サークルについて調べていて、早稲田大学のサイトの学内ニュースでこんな記事を発見しました。




【新歓コンパの掟】早大の飲酒ルールとペナルティーを知らないと後悔します

学生部の職員さんへの取材という形になっていますが、「後悔します」はちょっと脅迫っぽいですね。
で、早稲田大学では、飲酒トラブルを撲滅すべく飲酒にまつわる14のルールを掲げ遵守を促すとともに、違反した学生やサークルにはペナルティーを課す、としています。

まず、14のルールとはこんなもの。

①大隈記念講堂前を含むキャンパス内での飲酒は禁止
②未成年の飲酒は絶対禁止
③コンパを行う場合は高田馬場駅周辺をサークルの集合場所とせず、大学キャンパス内で待ち合わせて会場に移動する。もしくはお店へ直接集合すること
④コンパでは未成年学生と成年学生が座る席を完全に分け、席替え等で混在しないようにすること
または、サークル懇親会・コンパはソフトドリンクのみで行うこと
⑤お酒の飲めない人へ配慮すること
⑥飲酒の強要はアルコールハラスメントであるという認識を持つこと
⑦周囲に不快感を与えたり、性的接触をしないこと
⑧多量の飲酒につながるため、お酒の力を借りた行為で場を盛り上げないこと
⑨「先輩の酒は断れない」という雰囲気を絶対に作らないこと
⑩「酒の強さ」をアピールするなど、格好付けて飲み過ぎないこと
⑪コンパ時は飲酒状況を客観的に目配せできる監視役を設けること
⑫上級生は全員の飲酒状況を把握し、その帰宅手段に至るまで目配りを徹底させること
⑬飲酒後の運動や入浴、また酒を飲みながらの海水浴は厳禁
⑭上記のルールは、他大学の学生がいる場合でも徹底して守らせること


なるほど。
①は学内管理だし、②は法律の問題。
⑤⑥⑦⑧⑨⑩などはマナー(やハラスメントは法的側面)、⑬は健康視点からごもっとも。

③は何故?とも思いましたが、駅前ロータリー等周辺の混雑が地域問題化したことが背景のようです。

ちょっと厳しいなぁ、と思うのは、④や⑩、⑫。また⑭の他大学への強制かな。
例えば遠方の大学の方の高田馬場駅での待ち合わせまで×というのは厳しいですね。

なお、ルールを破った場合のペナルティーも色々あるようで、例えば③などは高田馬場駅での待ち合わせが発覚した場合、次年度の新歓ブース使用を認めませんというペナルティのようです。
また、「合宿先での20歳未満飲酒や学生会館の部室への酒類持ち込み、常習的な20歳未満飲酒が発覚。かつ、発覚時に20歳未満飲酒を隠そうとした」という、複数項目に該当というか悪質なものは「無期限のサークル活動停止処分」という重い処分になっています。

「大人なので自主性を」というのでは事故等を防げないということなのでしょう。
超正論ですが、小さな声では、昭和の大学生で良かった、と。




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で、大学の日本酒サークルはいつ頃から始まったのでしょうか。

2024-11-20 16:00:53 | つぶやき、ささやき、ぼやきに歯ぎしり


昨日は「全国きき酒選手権」で「大学対抗の部」というのがあって、そこには16大学18チームが参加しているけど、そもそも日本酒のサークルなんて昔はあったっけ?というお話をしました。

まずは件の「全国きき酒選手権」での「大学対抗の部」ですが、これは2013年の第33回大会からだということですが、要件はサークル等ではなく「2名1組」ということなので、その時点ではサークルが沢山あった、わけではないと思われます。

もう少し調べてみると、色々な大学で日本酒のサークルがあるようですが、「いつ頃設立された」という情報はあまり出ていないんですね。
その中で、酒ストリートというサイトに「大学の日本酒部を訪ねる」という企画記事がありました。




連載自体、2回で終わっているようですが、そこでは東京農業大学と中央大学の日本酒サークルが取り上げられており、設立は両校とも2019年ということでした。また、記事の中では中央大の代表の方が「最近、Twitterでも関東にある大学の日本酒サークルアカウントが増えたと思うんですけど、一番最初はウチです!」と、高らかに宣言!しているので、関東では2019年から?で、やはり新しいんですね。
(ちなみに取材は2020年)

また、日本酒サイトSAKETIMESでは2018年の選手権優勝者として京都大学の日本酒サークル「SakeLab.酛」への取材が掲載されていて、そこでは「2017年4月に別の日本酒同好会に在籍していた4人のメンバーが、「より日本酒を深く知りたい」「日本酒についてもっと学びたい」という想いで新たに立ち上げ」とありますので、京大では2017年4月以前から何らかのサークルがあったようです。

そうそう、酒類総研の研究員の方の取材記事では、「広島大学の学生時代、西条酒まつり」に参加し日本酒の魅力に気づき、4年生の2015年に酒類総合研究所の研究生となり、その2カ月後「広島大学日本酒サークル」を立ち上げ」とありました。

やはりその辺りの年代ですが、経歴はいかにも酒どころ広島という感じですね。

同じく酒どころでは、神戸大学でも「正宗会」という日本酒のサークルがあるようで、直接設立に係る記載はありませんが、SNS発信は2012年まで遡れます(のでその辺り?)。

更に酒どころを探求すると、新潟では酒造組合に関連記事が。

県内の大学で現在活動している日本酒サークルは主に2つ。
創立約40年の長岡技術科学大学の〈しゅがく〉と、新潟大学の日本酒サークル〈雪見酒〉だ。

おっと、伏兵!ではありませんが、長岡技術科学大学が創立約40年ということなので1980年代には成立していたということですね。これは古い。
(ちなみにもう一つの新潟大学は、記事では2011年に活動開始だそう)


少数の事例から無理無理まとめると、2010年代からとかが主流で、長岡科学技術大が突出して古い、となるのかなぁ。

調べる中ではご懇意先の人気酒造さんが大学サークルとの交流会を開いたようなので、もうちょい調べたくなったら聞いてみましょう。
(でも調べたくならない気もする)








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大学に日本酒サークルというのがあるんですね@全国きき酒選手権

2024-11-19 15:00:31 | 附属酒類経済研究所


今年の「全国きき酒選手権」がちょっと前に開催された、というニュースをどこかで見ました。
申し訳ないことに「きき酒」の「選手権」なんだろうなぁ、というくらいの認識だったのですが、調べてみると今年で第43回、主催も日本酒造組合中央会と、ある意味王道の選手権なんですね。失礼しました。

で、そのニュースでは「大学対抗の部」というのがあることにも触れられていました。
調べてみると、酒造組合中央会のプレスリリースに出ていました。

日本酒の歴史や製法を学んだり、お気に入りの味わいを追求したりなど活動の幅を広げている日本酒の学生サークルや研究会の中から出場した「大学対抗の部」(16大学18チーム36名)では、東北大学の熊谷連(くまがいれん)さんと鈴木涼太 (すずきりょうた) さんのペアが見事優勝。


おめでとう!!


記事では「日本酒の学生サークルや研究会の中から出場」とあります。
自分の大学時代を顧みるに、みんなお酒は飲んでいたし(ちなみに生協でも夜に宴会をするとアルマイトのやかんに燗酒が出てた)、学園祭では農学部で「飲み比べ」とかやっていて日本酒も身近と言えば身近でしたが、サークルとか研究会は聞いたことがなかったです(そこそこ大きな総合大学だったんですけどね)。

今回の選手権の出場は16大学18チームということなので、少なくともこの数は団体(組織)があるということ。
近年は未成年飲酒への対応の厳格化の方向ですし、そもそも若い人の酒離れ、日本酒離れという流れもありますが、その一方での日本酒サークルの勃興?というのは、いつ頃からそうなったのか、ちょっと気になりますね。




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犬も歩けば棒に当たる。植物園に向かったらブドウ園がありました!!

2024-11-18 12:00:37 | 旅の記録など



休日、朝の園芸番組を見ていてら、ちょっと前に存在を知った植物園に行ってみたくなって地下鉄+ひとっ走り。
そろそろその辺りか?というところで、首都高速5号線の高架脇に緑地帯を発見。





緑地帯というより森林帯で、そういえば何か月か前、20年ぶりくらいに首都高5号線を通った際に、この景色を上から見て驚いた記憶があります。
地形的には荒川の段丘崖でしょうか。崖付近は武蔵野の森林の風情になっています。
その段丘を上って行くと、神社があって、そのお向かいにブドウ園!がありました。








「さんぶどう園」というブドウ園らしい。
周囲は全体としては住宅街ですし、崖下はあの高島平団地ですし、こういう場所にもブドウ畑があるんですね。
戻ってから調べてみたら板橋区では唯一のブドウ園のようです。
見た感じ、ブドウ畑は棚仕立てなので、マスカットとか生食用のブドウのようですが、甲州やマスカット・ベリーAも棚仕立てと聞いていますので、ここのブドウでワインを!という妄想も生まれてきます。

そんな妄想を抱きながらブドウ園の周囲を一周したのですが、ブドウ園の裏側には丘のような「富士塚」もありましたよ。





富士塚の説明版を見ると、元々はブドウ園の反対側の神社まで連続した境内の中にあったのが、高度成長期の新大宮バイパスの建設に伴い分断されたらしいです。
と、すると、このブドウ園のエリアも境内の一部になるので、その頃に開園した(移転してきた?)のでしょうか。案外短い?これからリタイアしてブドウ園、というのもありそうな気もしてきました。

あ、結局お目当ての植物園には行きつかなかったので、また今度、となりました。



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