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どのくらい煮立たせればホットワインのアルコールは飛ぶのか。

2022-12-26 19:53:01 | 附属酒類経済研究所
                          
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体調が悪いせいか、今日は寒さが身に沁みました。

体の芯から温まるには、ホットワインかなぁと思いつつ、体調が悪いというのにアルコールとは、という冷静な自分も。

そんな時、この小説を思い出した。





近藤史恵さんの短編小説集「ヴァン・ショーをあなたに」

フレンチ料理を題材にした軽いミステリー小説になっています。

表題作でもある「ヴァン・ショーをあなたに」のヴァン・ショーはフランス語でホットワインを意味しますが、ホットワインにはアルコールが入っているというのが謎解きのカギになっています。

その上で、アルコールが入っていないホットワインを作ろうと「ワインをグラグラ煮立たせればアルコールは飛んでいく」という流れになっています。

これを思い出し、思ったのが、アルコールを飛ばすには、どのくらいの時間「グラグラ煮立たせる」ことが必要なのか、ということ。


学生時代、生協のお燗はアルマイトのやかんに生協パック酒を入れて煮立たせたものが出ていましたが、それにはちゃんとアルコールは残っていました。

じゃあ計算で出そうと思っても、液相とか気相とか、一番苦手な分野だし無理無理、と思ったり。







そんな中、ネットでググると色々出ています。



アルコールを飛ばす目安の時間は100mlほどの量であれば、1分くらい煮きればOK。

3分程度ガスコンロの火にかけて加熱するだけで簡単にアルコールを飛ばすことができます。

料理酒を入れて3分ほど煮詰めるだけで十分でしょう。

まあ、3分というのが相場でしょうか。

ただ、今ならアルコールの入っていないホットワインを作ろうと思えば、ノンアルのワインを使いそう。

この短編集が出された十数年前(たぶん)にはノンアルワインはレアでしたが、これが時代というものなのでしょうね。




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