牛込・神楽坂 酒問屋 升本総本店の別館「涵清閣」 主人が語る

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ジンの国内市場、211億円もある、と言えばある。

2024-02-08 13:26:35 | 附属酒類経済研究所
                          
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昨夜のニュース。



読売新聞


サントリー、ジン生産能力2倍に増強…大阪工場に55億円投資、市場開拓へ主力商品も刷新

サントリーは7日、ジンなどの生産を手がける大阪工場(大阪市)に55億円を投じ、ジンの生産能力を2倍に増強すると発表した。蒸留酒のジンはウイスキーに比べて安価で、食事に合わせやすいとして人気が高まっており、2030年までに国内の売り上げを昨年の2・1倍の345億円に引き上げたい考えだ。


日経や、読売、共同通信など色々なところで出ているので、メディア受けするのか、サントリーさんがプッシュしたのか(たぶん後者)。

記事には、数字が色々出ています。

①55億円を投じ、ジンの生産量を2倍に増強する。

②2030年までにジンの売上を昨年の2.1倍の345億円に引き上げたい。

③23年の国内ジン市場は17年比で約3倍の211億円に拡大。

④世界のジン市場はウイスキーの6分の1だが、国内ではジンはウイスキーの25分の1



これらから逆算すると、こうなります。

・2017年の国内のジンの売上は70億円、2023年では211億円
・2023年211億円のうち、サントリーは164億円。2030年には164億円を211億円にまでしたい。


電卓を叩いていたら、記事の下の方にちゃんとグラフも出ていた。





電卓逆算の2023年サントリー164億円が161億円になっているのは、「昨年の2.1倍」が実際には2.14倍だったということですね。
また、グラフには記事からは逆算できない、2030年の国内市場450億円というのも出ています。

「サントリー調べ」ということなので、これらも一緒にプレスリリースしたということになり、サントリーさんの本気度、言い換えれば、このニュースでジンの人気を盛り上げようという思惑が見えますね。

我々も、売れる話なら乗っかりましょう、でしょうか。




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ビールの味わいの分類(味わいマップ)ってどんなのが良いのでしょうか

2024-02-07 19:55:45 | 附属酒類経済研究所
                          
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昨日はスーパーで見た、ビールをX軸「王道-個性派」、Y軸「苦み強め-苦み弱め」という2つの軸で陳列するというアイディア棚をご紹介しました。

ビールに限らず、味わいをこういう2軸(2次元)で示すってよくありますが、ビールだとどんな軸が適当なのかな?
調べてみましょう。





「丹後王国ブルワリー」さんのふるさと納税返礼品のサイトにあったマッピング。
「苦味/まろやか」と「すっきり/どっしり」という軸。

昨日のものと同じく「苦味」が採用されていますが、「すっきり/どっしり」というのは昨日の「王道-個性派」よりは判りやすいですね。

他にも探してみましょう。
大阪のイベントでのものがありました。



https://osaka.ekimaru.com/news/85


こちらは、「苦味(強い弱い)」という軸と、「コク(濃厚と爽快)」という軸。
これ、さっきのと同じ感じですね。

こういうのが主流なのかな?

すると、御懇意先でもあり、ラインナップの豊富さとクオリティコントロールという意味では日本有数のクラフトビールメーカーさんだと思っている軽井沢ビールさんでも出していました。





こちらは「苦味」の軸ではなく、「香りが強い弱い」というのになっています。

確かに。

苦味は数値化されていて、分類しやすいのですが、自分も含め消費者目線で選ぶなら、苦みというより香りで選びますよね。

また一つ、軽井沢ビールさんスゴイ!がありました。

このチャートで東京の問屋一とも言われているウチの在庫をマッピングしてみようかな。



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スーパーのクラフトビールのアイディア陳列

2024-02-06 17:58:54 | 酒のご紹介
                          
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近所のスーパーで、クラフトビール特集、というか、普段とは違う場所に棚ができていました。
ビールオタクっぽく「参考までに写真撮っても良いですか?」とお聞きすると、「そのままでのアップ等はご遠慮ください」ということ。



はい。小さくしてモザイクかけて


これ、ビールをX軸「王道-個性派」Y軸「苦み強め-苦み弱め」という2つの軸で陳列するというアイディア棚。



こんな感じ


で、実際に中央に陳列されているのが、上の図にも缶を貼っている

第1象限:インドの青鬼
第2象限:SORACHI
第3象限:裏通りのドンダバダ
第4象限:伊勢角ペールエール


インドの青鬼はIPAなので、伊勢角ペールエールと共に「苦み強め」の象限。
SORACHIはある意味普通にホップをきかせたもので、「裏通りのドンダバダ」は、インドの青鬼と同じヤッホーさんのベルギーのゴールデンエールをベースにした新商品?ですが、SORACHIの方が個性派、なのかなぁ?

ちょっと並べ替えたくなっちゃいますけど、捕まっちゃうのでやめときます。
(今度行った時に並びが替わっていたらそれはそれで面白い)




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節分です。枡で豆まきです。パッケージも枡ですよ。

2024-02-05 10:25:24 | 酒の道具など
                          
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午後から大雪の恐れも、と、朝のテレビでははしゃぎ気味とも思える状況でしたが、先の週末に節分、立春と暦春すでに春

そんな節分ですが、近所のスーパーでこんな節分豆を売っていたので買ってきた。





枡を模ったパッケージに入っています。
よく見ると、側面には木組みを模した印刷があしらわれているし、上面も木の厚みがちゃんと印刷されているし、なかなか凝っています。





サイズも白鷹八勺枡とほぼ同じです。





良くできていますよ。

豆を枡に入れてまく、というのがいつの頃からかは判りませんが、こちらで調べた際には、「江戸時代には」と結論付けました。




画を再掲


成田山新勝寺など、テレビでの豆まきの様子でも枡が映っているし、「枡でやるもんなんだよ」という伝統の継承も含め、桝形パッケージ、いいんじゃないでしょうか。
ただ、コストにははねそうだし、売れ残っては厳しいので、メーカーさん的には頑張ってもらっている感じもしますね(頑張ってください!!)。



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伊勢神宮御料酒「白鷹」を外国人にどう説明するのか、問題。

2024-02-03 11:10:15 | ご縁の会社・団体
                          
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百貨店様の年末の歳暮需要。今回はかなり残念な結果となりました。
やはりコロナ禍を経て法人需要が減少した(←年賀状も出さない会社も増えました)のと、値上げの影響も多かったかも。
食品の詰め合わせの場合は量や組み合わせで価格が据え置き可能なのに対して、お酒の単品商品の場合、値上げがそのまま歳暮商品の価格に影響するんですよね。

そんな百貨店様ですが、インバウンドを狙いたいということで、我らが白鷹で企画を考えようかなぁ、と思ったりするのですが、ちょっと悩ましいのが、白鷹のアピールポイントの一つである「伊勢神宮御料酒」というのを、外国語、たとえば英語でどう説明するか。

日本語での読みをローマ字で「Ise Jingu Goryosyu」としただけでは通じないですよね。

とはいえ、勝手に作っても叱られそうなので、白鷹さんのホームページを見てみた。





日本語ページとの対応でいうと、上のキャプション的なところ。

【日本語ページ】
伊勢神宮御料酒献上蔵


【英文ページ】
"Ise Jingu Goryosyu"
Dedication Brewery


なるほど、「Ise Jingu Goryosyu」という読みと、Dedication Breweryという意訳を並列しているんですね。

下の説明の部分は対比するとこんな感じ。

【日本語ページ】
全国唯一伊勢神宮御料酒献上蔵の白鷹。

【英文ページ】
Hakutaka is the only ise jingu shrine sake brewery in Japan.


うーん、判ったような判らないような、です。
(Ise jingu が神社であることは判るとして、「shrine sake brewery」はどう受け止められる?)

悩みながら商品一覧を見ると、「特別純米 伊勢神宮御料酒」の商品説明はもうちょい踏み込んで記されていました。





【日本語ページ】
伊勢神宮の神々の食事の時に供される清酒を御料酒といいます。
全国数ある蔵元から唯一白鷹のみが御料酒の栄誉を賜り、それを記念した特別純米酒です。


【英文ページ】
The sake served at the meal of the gods of Ise Jingu Shrine is called "Goryosyu".
Only Hakutaka received the honor of the fee sake from a number of breweries in Japan, and it is a special junmai sake to commemorate it.


そうですね。「御料酒」はこの説明でいけそうです。
「それを記念した純米酒」というのは正しいけど回りくどい。
「神様のお酒を売ります」の方がアピールするけど、まあこれがベースになるのかなぁ。

検討開始、しますよ。




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アビランドからベルナルド、そしてリモージュキャッスル?シャボーの瓶のメーカー。

2024-02-02 11:54:22 | 酒の道具など
                          
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昨日はリサイクルショップ(リアルもネットも)でChabotというアルマニャックのガチョウボトルが、というお話をしました。



再掲


ボトルに凝るというのは干支ボトルとかでもありますが、これだけ売っているとちょっと気になったりしますよね。

中には、中身が入っていない空のボトルを「インテリアとして」と出品しているものもありました。
商品紹介の中には底面の写真が出ているものもあります。





フランス語なので良く判りませんが、下の方には限定16000のうちの153?というナンバーと、最下部にはHaviland/LIMOGESというロゴが入っていますが、これ、焼き物で有名なリモージュのメーカー「アビランド」ですね。





リモージュとは豪華ですね。

昔、白鷹で「有田焼」の壺入り(確か柿右衛門窯)の大吟醸を出したのを思い出しました。

で、このリモージュに戻ると、「1982」とも入っているので、他の年のもあるのかな?と思ってみていると、今度は「1984」というモノも





ただ、これ、最下部のロゴがアビランドではなく、BERNARDAUD/LIMOGES、、、ベルナルドです。こちらも有名。

有田でいうと柿右衛門窯から今右衛門窯に変更になったようなものでしょうか。

そうなると他の年も気になって調べると、1989年はさらに違っている。




今度は
LIMOGES
CASTEL


とありますが、キャッスルというメーカーはあまり聞いたことがないです。
ググってみても、リモージュ/キャッスルというのはたくさん出てきますが、メーカーなのかどうかも良く判りません。統一ロゴ?
(コバルトブルーの磁器にこのロゴがついているようです)

今度でデパートとかで聞いてみようっと。



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日本人は物持ちが良い?アルマニャック「chabot」1983グースボトル

2024-02-01 17:53:53 | 酒のご紹介
                          
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スマホで取った写真を整理していたら、ジョギングの時のものでしょうか、ブックオフのお酒版らしい「リカーオフを発見」して、「店内のお酒を見てみた」的なのが出てきました。



リカーオフ(どこのお店だろう)





この「店内のお酒」らしきものですが、アヒルとかガチョウとかのようなボトルに入っています。
首には、「chabot」という文字.
さらに目を凝らすと「armagnac」とか「XO」とかも見える?

そうか、アルマニャックか。
それなら凝ったボトルがあるのも判りますね。

ちょっとググってみると結構ヒットするのですが、どれもこれも中古屋さんというかリサイクルショップとかばかり





色々と見ていると、chabotというアルマニャックの1983年リリースの限定品のようですね。

ちなみにchabotの説明は孫引きだとこう。

16世紀の海軍元帥フィリップ・ド・シャボーの末裔が1828年に創業。現在はバコ種のぶどうからワインを造り、アルマニャック式蒸溜器で蒸溜した原酒をオーク樽で23~35年熟成。これをブレンドすることで、華やかな香りと熟成感のある味わいを実現した。1963年から本格的な輸出を開始し、今ではフランスからの輸出本数第1位のアルマニャックとなっている。

上田 和男「洋酒手帳」


なるほど。

1983年というとバブルの頃ですから、その勢いでたくさん輸入されたのでしょうか。
ただ、もう40年も前のこと。上掲したようにリサイクルショップではそれなりの量売られているようですが、よく残っていたものです。
また、日本のサイトばかり
日本人っても物持ちが良いのかな?




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