由木東との新人戦初戦は、25点を取りながら雷雨で中止となり、ぬか喜びかと心配しましたが、再試合でも選手たちは落ち着いて大勝利をものにしてくれました。第一の要因は、相手チームの経験不足でしょうが、散ドラの4・5年生も今年はレギュラーチームで試合を経験させてもらって試合慣れしてきたこと、コウキがここ数試合研修リーグで投げさせてもらって何とか形になってきたこと、相手投手の球が打ち頃のスピードだったことなどがあげられます。これだけの点差をつけての大勝利は、なかなか難しいでしょうが、他チームの試合を見ていても、十分戦える自信をつけたのではないでしょうか。
と思っていたら、次戦の相手はやはり北八王子エースになりました。今年のレギュラーチームは全員5年生で、研修リーグでも0対11で敗れた相手です。5年生ながら、研修リーグもいまだ無敗、市長杯でも上位に食い込むなど、はっきり言って「強い」です。しかし、絶対に勝てない相手ではありませんし、散ドラ諸君がベストの試合をすれば、勝てると思います。ウチの息子も「北八に勝って優勝したい」と言っています。この「気持ち」が大切だと思います。ベストの試合とは、エラーをしない、ボールをしっかりミートすることなどですが、そのためには「相手に負けないという強い気持ち」をもって、集中力を切らさず、守備でも攻撃でもボールに食らいついていくことが大切です。そういう姿勢を持って戦えば、結果的にエラーをしたり、凡打をしても問題ではなく、それが現時点での散ドラのベストの試合ということになりますし、勝つチャンスも生まれます。
4月15日の北八戦を振り返ると、散ドラ新チームはまだ試合慣れしておらず数多くのエラーが出たのに対し、北八さんはノーエラーでした。加えて、「北八」という名前にも負けていたと思います。打撃では、1番センター背番号10、3番レフト背番号5(左)、4番ファースト背番号1(左)の三人にやられました。この三人を抑えれば文句なしですし、仮に打たれても他の打者をしっかり打ち取り、エラーしなければ11点も取られていません。一方、散ドラ諸君は散発3安打に抑えられましたが、その前の投手の球が遅かったので、速く感じてしまったようです。しかし、実際はそれほど速い球ではありませんし、試合を重ねてきた今では、打てない球ではないでしょう。こうして見ると、春の研修リーグでの敗戦は、経験の差が一番大きいように思います。経験を積んだ今では、相手に負けないという強い気持ちで戦えば、チャンスが出てくるということです。
ガンバレ!散田ドラゴンズ!!