八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

高校野球開幕!

2007年08月12日 12時13分10秒 | プロ野球・高校野球

管理人は8月4日から夏休みで、散ドラ活動、一泊二日の海水浴、夫婦の実家巡り(関東甲信越小さな旅)と休みなのに休みのない毎日でした。家族をカミサンの実家に残して一人帰宅し、のんびりと最終日を過ごしています。

 

この間、高校野球も開幕しました。昨夏は早実・斉藤祐樹と駒大苫小牧・田中将大の死闘や、大阪桐蔭の怪物中田翔など話題満載の甲子園でした。今夏は、最大の話題となるはずだった中田翔率いる大阪桐蔭が予選敗退し、あまり期待をせず何試合か見たのですが、仙台育英対智弁和歌山戦は見ごたえのある好勝負でした。

 

仙台のエース佐藤由規投手は、以前から150㌔超の速球を投げ、選抜にも出場したそうですが、ここ一番で勝てずにそれほど話題にならなかったようです。しかし、この試合はすごかった。対戦相手の智弁和歌山の監督は、2点までしかやれないと言っていましたが、仙台育英は初回に2点を先制、佐藤投手は低めに決まる150㌔超のストレートと外角低めの130㌔台のスライダーで次々と三振を奪い、このまま完封かと思われました。

 

ところが、中盤にど真ん中に入ったスライダーを智弁和歌山の2年生4番打者(構えが中田のようでした)に左翼席中段に運ばれ、一瞬にして同点とされてしまいました。すると、あれほど面白いように決まっていた佐藤のスライダーが、ど真ん中に入ることを意識するあまり外角へはっきりと外れるようになりました。投手心理とは本当に微妙なものだと思います。同点なってからは、心理的には智弁和歌山が押し気味でしたが、ホームランを放った4番打者の次打席は佐藤投手が意地を見せ、力のある速球を主体に一度もスイングをさせずに三振に切って取りました(このシーンは昨夏の斉藤祐樹対中田翔の対決を彷彿とさせました)。その後仙台が2点を入れ、佐藤投手は17奪三振で完投勝利しました。今後の仙台育英に注目です。

 

もう一人勝手に注目しているのは、鹿児島・神村学園の盛投手です。雰囲気が「バッテリー」の主人公に似てクールなポーカーフェイスで淡々としていますが、細身で、投げ終えると疲労困憊という感じで、堂々とした雰囲気の金光大阪の植松投手に比べいかにも判官贔屓の日本人好みの投手です。サイド気味の変則フォームで右打者の内角低めに沈む球が持ち味ですが、仙台育英の佐藤投手のような本格派ではなく、どこまでいけるか分かりませんが、「ガンバレ」と言いたくなるような投手です。

 

その他にも、新潟明訓の永井投手や帝京の垣ヶ原、大垣日大の森田などが二桁奪三振で勝ち上がりました。折角の夏休みです。散ドラ諸君も、宿題をしたらゲームではなく、自分の注目のチームを応援してみたらどうですか。プロ野球もいいけど、プロほどうまくはないけど、一球一球にかける姿勢はプロより真剣な高校野球はとても参考になると思いますよ。

コメント
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