ジャイアンツがサヨナラ勝ちで、大混戦のセ・リーグを制し優勝しました。ジャイアンツファンの散ドラ父たちもさぞかし喜んでいるでしょう。しかし、前にも書きましたが、稀にみる混戦なのに観る機会が少なかったせいか、管理人の中では今一つ盛り上がりに欠けた感があります。先頭の高橋由を筆頭に小笠原、李、阿部が30本前後を放った打線は確かに強力ですが、’85年の阪神や全盛期の近鉄いてまえ打線のような迫力がなかったような気がします。地味ですが、今年の巨人の優勝には谷の存在が大きかったのではないかと思います。大砲主義の後遺症で細かい野球が出来ないジャイアンツにとっては、貴重な存在だったのではないでしょうか。投手では、上原が抑えに回り後ろの心配がなくなり、前半は高橋尚・内海・金刃の左腕三本柱がガンバリ、金刃がへばってからは木佐貫が穴を埋め、投手力は比較的安定していましたが、先発陣もやはり上原が抜けると迫力不足でした。戦力は厚いのに投打ともに芯がない感じでした。
対するパ・リーグの覇者日本ハムは、小笠原・新庄が抜け危惧されましたが、全員がつなぐ野球で二人の穴を埋めました。野球はやはりチームスポーツだと思わされました。管理人が応援するソフトバンクは、小久保・松中の二枚看板の復活で期待されましたが、波が大きかったですね。一方、投手ではダルビッシュが絶対的なエースに成長したのが大きく、昨年同様中継ぎ・抑えの安定感で投手力も安定していました。
とはいえ、この2チームが日本シリーズを戦うとは限りません。これもまた、今一つ盛り上がりに欠ける原因ですよね。今年からプレーオフと関係なく、記録上はリーグ優勝はリーグ優勝となりましたが、だったらプレーオフは何なのかということになります。
明日はドラフト。中田や佐藤はどこに指名されるんでしょうね。未来のスーパースターたちは眠れない夜を過ごしているのでしょうか。