八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

新型コロナ、新しいフェーズに突入か!

2020年05月17日 18時43分14秒 | 管理人のこと、雑感

毎回、コロナウイルスのことばかりで嫌になりますが、スポーツも何もないのですから、他に書くこともありませんよね。

 

前回書いたようにGWに入る頃には、だいぶ減少傾向になっていたことをふまえ、政府は5月14日に全国39県の緊急事態宣言を解除しました。はっきり言って、間抜けなアベノマスクを始めとして、日本政府および安倍首相の対応はお粗末なことだらけですが、強制力のない自粛要請だけで、ここまで感染拡大防止をしてきたのは、日本人の国民性のなせるわざですね。

 

一方、特定警戒都道府県のうち、北海道、東京、神奈川、埼玉、千葉、大阪、京都、兵庫の8都道府県は、緊急事態宣言を解除されませんでした。しかし、大阪府の吉村府知事は、それ以前から休業要請を解除する「大阪モデル」という基準を策定し、政府が緊急事態宣言を解除しないにもかかわらず、大阪府の緊急事態措置を大幅に緩和しました。英断です。

 

というか、冷静に、合理的に判断すれば、当然の帰結と私は思います。それだけ、政府やマスコミなども冷静な判断が出来ずに、この非常事態に右往左往しているだけなのだと思います。

 

最近、人出が増えてきたことをもって「緩んでいる」とか、「第2波の懸念」などと、マスコミは報じていますが、国民の6~7割が感染して集団免疫を獲得するか、ワクチンが開発されない限り、完全終息はないというのは、全ての専門家の一致した意見です。しかし、「緩んでいる」とか、「第2波の懸念」などというのは、あたかも、完全封じ込めをしようとしているかのような発言です(これでは一体いつまで自粛をしていればいいのかまったく分かりません)。

 

第2波をどう定義づけるかですが、吉村知事などは、「小さな波は当然来る」という前提で、非常事態措置を緩和しています。今のマスコミ、世論は、この小さな波を第2波と混同しているようですが、完全終息がない以上、こうした小さな波は必ず来るものです。この小さな波まで容認せずに、いつまでも自粛をしていたら、経済が完全に死に、コロナ肺炎の死者以上の自殺者が出る可能性を否定は出来ません。だからこそ、吉村知事は経済活動との両立を目指したのです。賢明な判断です。

 

今のマスコミも、中央政府も、小池東京都知事も、この辺りの認識はだいぶズレががあるようい思います。マスコミに登場する専門家も、医療の専門家が大半で、この経済の問題と併せて提言をしている専門家はあまり多くありません。私がテレビで見たのは、2名とも女性でしたが、元厚労省の医系技官と、たしか京都大学大学院の先生です。もっとこうした観点から、マスコミも報道をしてほしいですね。

 

GW(ステイホームウィーク)後の東京都の新規感染者の推移です。

 

5月 7日 23名

5月 8日 39名

5月 9日 36名

5月10日 22名

5月11日 15名

5月12日 28名

5月13日 10名

5月14日 30名

5月15日  9名

5月16日 14名

5月17日  5名  です。

 

小池都知事は、いまだ慎重姿勢を崩しませんが、当初はコロナへの対応が遅く、今度は解除への対応が遅い印象は拭えません。医療体制の逼迫も解消してきているのですから、吉村大阪府知事のように、自らのリスクをとって判断すべきだと私は思います。

コメント
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