地震翌日の土曜日が自宅待機となり、月曜日は事務所の片付け作業で出勤予定だったものの、娘の送迎と鉄道の運休で出勤できず、昨日・今日は別事業所の応援出勤も計画されていたものの、結局自宅待機となっています。
この間、ほとんどテレビ報道を見続けていて、原子力発電所についてはだいぶ詳しくなりました。建屋・格納容器・圧力容器・圧力抑制プールなど原子力発電機の構造や、ミリシーベルトとマイクロシーベルトなど放射線量の単位の違いなども、日常生活の中には入って来ないものです。
一方、昨日出発予定だった娘の修学旅行は、バスに切り替えて、今日無事に出発したようです(連絡がないのでたぶん)。倅は、部活が昨日から中止になっていますが、学校は平常通りです。塾も今日まで休みでしたが、明日からは停電の様子を見ながら、再開するそうです。私の働くビルも、建築診断の結果、安全基準を満たしているとのことで、昨日・今日で補修を済ませて、明日からは通常勤務になるとのことです。ということで、徐々に日常生活に戻るように、振子は振れています。
そんな中、昼前にちょっと家の外に出ると、散田架道橋に向かうバス通りが、時ならぬ渋滞をしていてびっくりです。恐らく横山中近くのガソリンスタンドに向かう車列です。500mくらいになるのではないでしょうか。また、甲州街道でも、並木町の交差点のスタンドは閉店していて、もう一つ高尾寄りのスタンドは、高尾警察までこちらも数百mの列が出来ていました。非日常的な風景で、最近では、ガソリンの暫定税率が一時廃止されて、復活する直前の駆け込み需要時に同じような光景が見られました。また、我が家はまだですが、停電も今や非日常ですね。昨日の夜に、富士宮市で震度6強を記録したような地震や余震も、ふと日常生活を破ります。
こんな風に、日常生活の中に非日常が時折顔をのぞかせながら、徐々に本当の日常に戻っていくのでしょう。というか、原発の状況を見ていると、そう祈らずにはいられませんね。周辺地域はもちろんのこと、最悪の事態になったら、それこそ影響は甚大です。平凡な日常がいかにありがたいか思い知らされる数日です。
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