八王子市散田町在住のスポーツ好き親父の戯言!

八王子市の学童野球チーム散田ドラゴンズ元管理人(2007年3月~2016年2月)のブログです。

ヤンキース松井秀喜引退!

2013年07月29日 23時34分56秒 | プロ野球・高校野球

昨年現役引退した松井秀喜が、昨日、ヤンキースと一日限りのマイナー契約を結び、ヤンキースの一員として、引退セレモニーを行いました。メジャーリーグでは、チームの功労者で他チームで引退した選手にこうした粋な計らいをしますが、松井のように7年の在籍でこうした場を設けられるというのは異例だと思います。いかに彼がフォア・ザ・チームに徹し、チームメイトやファンから愛されたかを証明しています。

 

記録面では、松井は決して突出した成績は残していません。しかし、本塁打は多くなくともコンスタントに100打点を挙げた勝負強さこそが、フォア・ザ・チームの精神を物語っています。アメリカでもっとも伝統あるチームであるヤンキースは、どの球団よりも規律に厳しく、個人を捨ててチームに忠誠を尽くすように求められます。

 

ひげ面で、粗暴な言動で知られた奪三振王のランディ・ジョンソンですら、ヤンキース入りの際はひげをきれいに剃って、殊勝にしていました。それほど、ヤンキースの威厳は絶大なものです。日本からヤンキース入りした伊良部さんは、こうした規律に合わずほどなく退団となりました。

 

これに対して、松井秀喜は別に自分を偽るでもなく、作るでもなく、ごくごく自然にヤンキースに溶け込んだと思います。それは、高校時代から培ってきた「自分がコントロールできることに集中する」、「チームの勝利のためにプレーする」ということが身に着いており、それがヤンキースの組織文化にしっくりなじんだのだと思います。

 

松井の姿勢が無理したものではなく、チームやファンが期待するものだったからこそ、松井秀喜は7年という期間だったにもかかわらず、多くのファンやジーターをはじめとするチームメイトに愛されたのでしょう。松井さん、お疲れ様でした。

 

翻って、松井秀喜の日本でのチームのジャイアンツですが、時折、ヤンキースに擬せられることもありますが、まったく違いますよね。今回の松井に対する処遇のように球団の宝である選手をリスペクトする姿勢がなく、オーナー面したジジイが球団を牛耳り、自分たちの都合で、球団の功労者を追い出したり、呼び戻したりと、情けない限りです。長嶋、王、原、桑田、松井といった巨人生え抜きのスターがこれまでされた仕打ちを考えると、本当に日本の野球文化はまだまだだと思わされます。生え抜きに限らなければ、張本、落合、清原などの球界のスターに対する処遇が礼に適ったものだったかといえば、かなり疑問です。

 

日本の「野球」はWBCで連覇を果たして、一気にワールドクラスになったかのような気持ちになりましたが、「文化」になったかというとまだまだのような気がします。早く日本にも立派な野球文化が育ってほしいですね。

 

今日のジョグ

 5.9km  33分38秒

 

 

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 日大三高 vs 日野 ! | トップ | 自分でコントロールできるこ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

プロ野球・高校野球」カテゴリの最新記事