全チームを見たわけではありませんが、今年度のチームの中では頭一つ抜きん出ている印象の北野バイオレンズとの対戦を迎えることになりましたね。もちろん強豪チームですから、全員ソツのないプレーをするのでしょうが、ポイントはやはりエースと四番でしょう。
ピッチャーははっきり言って速いです。コントロールも悪くありません。散ドラ諸君でまともに打てる選手がいるかどうかという感じです。しかし、諦めたら何も始まりません。コントロールは悪くないですが、的(体)の小さな選手には投げにくそうな場面もありましたから、低く構えてボールに手を出さないようにしよう(球が速いと難しいですけどね…)。また、全部四球狙いというわけにはいきませんから、打つときにはバットを短くもって食らいついて、とにかく当てよう。一塁手(四番打者)は守備に若干難がありますから、バットに当てて全力で走れば何かが起きる可能性もあります。それでも、塁に出られるか、点をとれるかという展開になると思いますが、何度も言っているように、○○には勝てない、××には勝てるという考え方をしないで、どんな試合も強い気持ちで戦うことが大切です。
守りでは、やはり四番をどう抑えるかでしょう。体格のいい選手なので、真ん中から外のストライクはすべて届くでしょうから、内角の球や低めの球をどれだけ振らせられるかがポイントでしょう。少年野球ですから敬遠する必要はないと思いますが、まともなストライクで勝負する必要もないでしょう。出来るだけクサイ球で四球でもいいという攻め方でいいと思います。また、遅い球に力んで思いっきり空振りする場面もあったので、リスク覚悟で勝負球に超スローボールという手もあります(何球も続けられませんが)。あと、レフト・センターは最初から左中間寄りに思い切り深く守っていてもいいと思います(殆どの打席で左中間深い打球を打っていました)。四番対策はこんなところですが、打たれても仕方ないとの割り切りが必要です。大切なのは、ほかの選手を抑えることです。これまでの試合で見られたようなミスを絶対にしないことです。これも難しいことですが、集中力と食らいつく気持ちがあれば不可能ではありません。
正直に言うと、実力差は相当にあり、確率的には勝つのは難しいと思いますが、決して不可能だとは思いません。前にセンバツでの室戸の話を書きましたが、強い気持ちと上に書いたようなことがきっちり出来れば、勝つことだって出来ると思います(相手は同じ小学生ですから)。これまでの四戦は、強豪相手に二戦はボロ負け、勝った二戦はやっとこさという散ドラ諸君ですが、この一戦で真価が問われます。勝っても負けてもいいですから、ぜひ自分たちが納得できる試合をしてください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます