ワールドシリーズを制したヤンキース・松井に続いて、巨人が7年ぶりに日本一となりました。不思議な因縁ですが、松井も、巨人もシリーズを制したのが、7年前の日本一以来だということです。巨人の低迷の一端は、当然松井秀喜の穴が大きかったことにあります。生え抜きの高橋由のほかにも、清原、ペタジーニ、江藤、小久保など、数々の4番バッターが名を連ねましたが、本当の意味での屋台骨だった松井秀喜の穴を埋める人がいなかったですね。
松井秀喜のファンというだけで辛うじて巨人ファンにとどまっていた私も、松井秀喜が退団したことで自然と巨人から遠ざかりました。松井がいなくても、巨人が巨人らしかったらファンだったのでしょうが、まったく信念が感じられない編成方針にも愛想が尽きて、巨人戦を見ることもなくなりました。多くの人も同じ思いだったのでしょう。かつては「四千万人巨人ファン」などと言われましたが、巨人戦の視聴率が低迷し、巨人戦の中継がほとんどなくなってしまいました。
しかし、誰のどのような影響か分かりませんが、こうした現状に対する反省があったと思われ、漸く目を覚ました巨人は育成という正攻法でのチーム強化に乗り出しました。そこへ、ジャイアンツ愛では誰にも負けない原監督が復帰し、2007年にはクライマックスシリーズで敗退するもリーグ優勝。2008年は王手をかけながら西武に巻き返されて日本一を逸するもリーグ二連覇。そして、今年は圧倒的な力でリーグ三連覇とともに、日本一を奪回しました。
この10年ほど育成を怠り、即戦力ばかりで主軸を固めてきましたが、山口、越智、東野、坂本、松本、亀井という若手を育ててきたことで、少し巨人に情が戻ってきました。しかし、巨人が今後黄金時代を築くには、四番とエースを育てることが重要であり、それが出来て初めて育成が実を結んだと言えるのではないでしょうか。四番候補大田、中井、エース候補辻内などの今後が楽しみですね。
今日のジョグ
今日は休養です。
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