ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

卒乳というが本当は断乳!!

2008年09月27日 | 医師の断乳指導
断乳を薦められたお母さんをサポートされたお母さんからメールをいただきましたので、
ご紹介します。
自治体の乳児健診の外部委託は、大きな問題があるように思います。
医師の知識にバラツキがあり、ややもすると「間違った」ことを言うことが多いように思います。

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最近友人が、あやうく卒乳と名づけられた断乳をしそうになったので、止めました。
でも3日ほど、赤ちゃんは辛い思いをしてしまいました。
もっと早く、普段からそういう話をしていればよかったと、少し後悔しています。
神奈川県に住む友人の9月生まれの女の子です。
(離乳食+完全母乳です。他は湯冷まし・お茶で、粉ミルクは一切飲まない子だそうです。)
その自治体は、乳児健診が集団健診ではなく、個人で小児科に行って受けるらしく、
彼女は「いい先生だと有名で、予約を取るのが大変な小児科」に行っているとの事。
「1歳児健診と、歯科検診の両方で、1歳半までに卒乳するように言われた。
だから卒乳をはじめたけど娘は泣くし、おっぱいが張って痛いし大変だよ・・・」
というメールが来たのです。
あわてて直ぐに「やめないで!!」という内容の返信をしました。
幸いすぐ理解してくれて「可能な限り続けるわ」と返事が来て安心しました。
その子は、超おっぱい大好きちゃんで、ヒマさえあればおっぱい・おっぱいらしいのですが、
そのおっぱいさえあれば、いつもご機嫌♪ 寝るのもすぐ♪ のお子さんなのです。
そんな娘さんからおっぱいを取り上げるなんて・・・。
おっぱい欲しくて泣いている様子が目に浮かんで涙が出そうになりました。

最近「断乳」を「卒乳」と言っているケースが多く見受けられますよね?
「断乳」という言葉にネガティヴなイメージを持たれるからなのでしょうか。
なんだか目先だけごまかされているようで、いい気分はしませんね。
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素晴らしいメールをいただきましてありがとうございました。
こうして一組でも多くの母子が救われるような支援の我が広がることが、子育て支援の草の根活動です。

こうして私たちが多くのことを学ぶことが、子育てや医療を変えていくことにつながります。
医師や助産婦の意識を変えなければなりません。
そのことを深く考えさせられたメールでした。

多くの人に支えられて、ひげ爺は幸せです。



コメント (12)
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