子どもは、成長と共に多くのことを学んでいきます。
その一つに、他の子とのコミュニケーションの取り方があります。
この二人は、誰が教えるでもなく、ごく自然に二人の意思で遊びはじめました。
この二人に共通しているのは、深い親の愛情に裏打ちされた絆が、親との距離を離れさせているのです。
無理矢理遊ばせたのではありません。
親が他のことをしている間に遊び始めました。
一定の時間が過ぎるとまた親の元に返ります。
離れる時間と距離が成長に従って伸びていきます。
女の子は第二子です。
上は男の子です。この子は2歳半になるまで片時も母親の元から離れられませんでした。
親もそれを苦痛に感じていました。
いつかは、離れるのでその時まで包んであげてくれるように、会うと必ず励ましたり、電話で支えてきました。
一般的には「手のかかる子」でしたが今4歳になりましたが、親元を離れて祖母の家にも一人で泊まれるようになりました。
1歳で歩行も出来ない子が仲良く遊ぶ姿は微笑ましい。
爺はこの姿をみると感動します。
ついつい見とれてしまいます。
いつか必ず離れます。
その時まで、待ってください。
あせらずに。
その時は必ずきます。待てば待つほど強い子になります。
親の愛に守られ自尊感情が育まれるからです。