卒乳に誤解があるようなので書いてみます。
卒乳というのは赤ちゃんが自分に自信を持ち、おっぱいを必要としなくなったときに自分から離れていくことを言います。
予定を決めて離乳すのは卒乳ではありません。
下のこの妊娠で、流産しやすくなるから断乳する、卒乳させると言うことを耳にします。
授乳中でもそのような事はありません。
事実無根です。それを信じている産科医が未だにいたり、それを信じている人がたくさんいるのも事実です。
妊娠中や子育て中に上の子と二人でタンデム授乳をしている人もたくさんいます。
お母さんの中には、予定を決めておっぱいを止めさせようとする人がいます。
赤ちゃんが泣いて欲しがり、夜中に起きても授乳を拒否します。
果汁や牛乳でだましたり、好きなものを飲ませたり食べさせてごまかします。
子どもは親の決心を知りやがてあきらめます。
あきらめたのを「卒乳」したといって喜んでいる親がいるのも事実です。
その話を聞いて「○○ちゃんは上手に卒乳したのね」なんて言う親がいますが
それは違います。
この「あきらめ」は、将来何らかの形で赤ちゃんの心の中に傷として残ります。
自分に自信が持てない人になります。
自然卒乳は「自立」の第一歩です。
自分が納得するまでオッパイを続けてもらった子どもは、自信がもて自立のできるこころの強い子になります。
子ども一人一人が違うように卒乳の時期も異なってきます。
長くおっぱいをあげていても甘え心の弱い子になることは決してありません。
卒乳をしたお母さん達の話では、赤ちゃんがおっぱいを吸ってくれなくなり、寂しいということはよく聞きますが、乳腺炎や体の不調を聞いたことはありません。
外国では2年以上母乳を続け、自然に卒乳するということが医学的にも推奨されています。
無理に母乳を止めることがよいとは思いません。
卒乳はお母さんの都合で中止するのではなく、赤ちゃんの発育、母子の信頼関係の深まりの中で自然に乳離れをしていいくことを言います。
無理をしないで卒乳に向かうことを勧めます。
「断乳」を商売にしている人たちがいます。
卒乳してもおっぱいの手入れなど必要ありません。
また閉経後にトラブルなど考えられません。
それらにだまされず、赤ちゃんの声を聞き、子どもに任せて自然卆乳をしましょうね。
親のつごうではなく「赤ちゃん主体」に考えましょう。
心豊かな人に育てていくために。
blogzineの頃から拝見しています。
子どもが3歳を過ぎましたが授乳を継続しており、自然卒乳が出来ればと思っています。
ですが、寝る前、夜間、起き抜け、食事後と、今でも頻回にオッパイを求め、欲しがる時には誰も受け入れない様子を夫が心配して、少しずつ離していくように促してはと言います。
私もオッパイに頼り過ぎかな?と思いつつ、平日は仕事をしていて保育園に預けているため、休みの日位は甘えさせてあげようと、欲しがるままに与えて来ました。私自身は現状のままでも不都合がないこともあり、夫に言われたことは気になりながらもそのまま過ごして来ました。
すると、自分の提案を真剣に考えているのかと夫からキツク言われ、色々考えている所です。
少しずつ、オッパイ以外の世界を見せてあげようという気持ちと、まだ求められる内はあげたい気持ちと、どちらもあります。家族にとって良い方向に進めるよう、選んで行きたいと思います。断乳はせずに済みそうなのが救いです。
悩んでいる所にこの記事を拝見して、書き込ませていただきました。ありがとうございました。
3歳の男の子、0歳の女の子がいます。
上の子を妊娠している時から時々ブログを拝見していました。
上の子はもうすぐ4歳になりますが、まだおっぱいを欲しがり、妹と一緒に吸ったりもします。
上の子は8ヶ月から保育園に通っていますが、職場では午前と午後と2回搾乳をして冷凍し、それを毎日保育園へ持って行き飲ませてもらっていました。
職場には搾乳する時間を設定していただき、私たちの母乳育児を理解してくださり、本当に有り難かったです。
働きながらも完全母乳でやってこれたのは職場や保育園の理解と協力があったからだと思います。
下の子を妊娠している時も相変わらず吸っていましたが、切迫で3回入院したので、その期間はおっぱいなし生活をしていました。
入院中は私に一言も『ぱっぱい』と言いませんでした。
すごく我慢していたんだろうと思います。
そして下の子が生まれると、おっぱい再開です。
この4月から幼稚園に通うことになり、新生活のストレスもあったのか、おっぱいの回数が増えましたが、最近は1日1~2回となり、『4歳の誕生日が来たらぱっぱいやめるわ』と言いだしました。
理由を聞くと、『もうお兄ちゃんやし、今までいーっぱい吸ったから、もういいかなぁと思って』と。
私は卒乳を目指していたのですが、いよいよかな?と寂しい気持ちです。
今まで仕事や育児や家族のことなど、本当に本当に大変なことがありました。
寝かしつけもおっぱい、就寝してから朝まで2回は目覚めておっぱい。
1日に5~6回はおっぱいを吸い、心身ともにきつかった期間が長かったりもしました。
が、『断乳ではなく、息子のタイミングで卒乳』とずっと思ってきたので、周りに何を言われようと、周りに誰も吸っているお友だちがいなくても、『とことん息子に付き合うと決めたから』と気にならなかったし、授乳を続けてきました。
いつからか、少し吸ったら離れるようになりました。
回数が減りました。
0回の日もたまにあります。
おっぱいを吸うとたまらなく落ち着くらしいです。
息子の安全基地。
誕生日を迎えてどうなるかわかりませんが、息子の決意を受け止め、息子のおっぱいを飲む表情を今のうちに目に焼き付けておこうと思います。
もちろん娘も、娘のタイミングでの卒乳を目指し、娘が『もうぱっぱいやめるわ』と言って離れていくまでとことん付き合おう、楽しもうと思っています。
まとまりのない長文失礼しました。