ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

チンパンジーに面会してきました

2008年10月23日 | 日々の思い
チンパンジーと面会してきました。

岡山県玉野市の人里離れた半島にあります。
林原類人猿研究センターにいってきました。
少し天気が悪く外での行動が見られなかったのがとても残念でした。

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研究のための様々な実験と観察が2時間行われ、それを檻の中で見学させていただきました。
とっても面白く、また素晴らしい動物でした。

我々が学ばなければならないことがたくさんあります。
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心理の研究中の不破さんとチンパンジー


チンパンジーは、群れで生活をします。群れの中で多くのことを子どもたちは学びます。
例えば、子育てのことも群れの中で他のお母さんがしていることを見て学びます。授乳の仕方、遊び方、群れの中で生きるための知恵など様々なことを学びます。

そしてお母さんは、赤ちゃんを生後3ヶ月間は、走っている時にも、寝ている時も片時も離しません。
24時間、いつも肌を触れあっています。

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写真は、ミサキがハツカを抱いている写真です。

そして、成長すると母子は、群れの中に戻ります
群れの中で他のチンパンジーと共に生活をします。
他のチンパンジーに子守をしてもらったり、遊んでもらいます。
母親は「寛容」に我が子を離れて見守ります。
「危険」が伴うときには、毛を逆立て、棒を振り回しているときなどは、危険を避けるために、我が身を呈して守ります。
一見放任なようですが常に見守り、母としての責任をはたします。

4歳になっても不安なこと悲しいことがあると、お母さんの乳首を吸いに来ます。人間と同じですね。指吸いもします。









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2 コメント

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温かく見守る… (如月うさぎ)
2008-10-24 02:01:20
温かく見守る…
これは母子関係でなく、夫婦でも家族でも友人関係でも当てはまるような気がします。

もうすぐ息子は2才になりますが、
これまでちゃんと温かく見守って来れたか、
肌をちゃんとふれあってこれたか、
自問してみました。

これからの母子生活もチンパンジーを見習って行きます☆
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如月さんいつもコメントありがとうございます。 (ひげ爺)
2008-10-24 08:10:03
如月さんいつもコメントありがとうございます。
「温かく見守る」とってもとっても大切ですね。
そして、「群れで見守る」「群れで教える」「群れで育てる」ことも重要であり不可欠です。
核家族化した現在、いまこそ多くの人々が共にコミュニティをつくり生きていくことを考えなければならないと思います。
底に参加する家族は、してもらうばかりではなく、共に汗や涙を共有することが必要です。

楽しい群れをつくりましょう。
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