ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

ニュージーランドのお産事情

2008年06月07日 | インポート
海外のお産事情を紹介します。
今回はニュージーランドのお産事情です。
送っていただきましたので我が国と比較してみてください。
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私の情報が少しでもお役に立てればと思います。

1.日本に有るような、有床診療所(いわゆる個人の産院)がありますかか?
  有るならどのような物か  
A. 日本にあるような物と全く同じか、異なるとすればどこが違うか私の知る限りでは個人の産院はありません。

 入院日数は?  入院費は?

A 病院に入院した場合には、通常自然分娩で2日、帝王切開で4日です。入院費は国民又は永住権保持者は無料です。私の場合は国民でもなく永住権もありませんでしたが夫が国民の為、産まれてくる子どもも国民ということで無料でした。分娩費も無料です。

2.無い場合は妊婦健診をオフイスのような町の産科診療所で受けて、分娩になると大きな病院で出産するのかどうか。 

A.  産院がないので一般的には助産師さんが定期的に自宅に来てくれ、妊婦の血圧を測定し尿検査などを行います。私の友人は助産師さんの所へ通っていたと言っていました。そこは自分のみてもらう助産師さんの属している団体によるらしいです。
妊娠するとまず助産師さんを決め(自分で電話をかけ、直接会ってみて決めます)、その方が産前から産後6週間までずっと面倒をみてくれます。
自分の担当の助産師さんと合わなかったり気に入らなければ、いつでも違う助産師さんに変更することが可能です。
超音波検査など、自宅で検査できないものを除き、病院に行くことはありません。
お産の兆候がみられたら自分の担当の助産師さんに電話を掛け、病院で待ち合わせをし、そこで出産という形になります。

Q. その場合、検診を受けていた医師は分娩に立ち会うのか  立ち会えない場合もあると思われますが、その時は全く知らない医師や看護スタッフの中での出産となるのでしょうか? 

A 通常分娩の場合は医師は立ち会わず、全て自分の担当の助産師さん中心に行われます。
私の場合は帝王切開だったので、そういう場合は初めて会う医師・看護師の中での出産になりますが、助産師さんは立ち会ってくれるので不安にはなりませんでした。

Q. 入院期間はどのぐらいですか入院が短い場合は、産褥のケアーはどのように行われているのか分娩費用はどのぐらいですか

A 入院期間、分娩費は1で回答した通りです。私の場合、妊娠してから出産までにかかった費用は4回の超音波検査分15,000円のみです。

 産褥ケアについてですが、私の場合は入院が6日と長めだったので、短い場合はわかりませんが、自分の担当の助産師さんが毎日来てくれ、それ以外にも病院の助産師さんが24時間体制でみてくれました。
赤ちゃんへの授乳の仕方、おむつ交換などは病院での指導はなく、自分の担当の助産師さんが指導してくれます。もちろん、こちらから聞けば病院の助産師さんも指導してくれます。


3.健診も分娩も全て大きな病院で行っている国をご存じですか。

A 私の知る限りではそのような国はありません。


4. その他お産についての情報があれば教えてください。

A 日本で出産したことがないので100%比べることはできませんが、ニュージーランドでは本当に妊婦やその家庭に対してのケア、政府の援助がしっかりしていて安心して子どもを産むことができます。
日本のように産院に通わず助産師が妊婦をみてくれることもお互いの信頼関係を築けるいい制度だと思いました。
産後6週間経ち、助産師が終わった後は”プランケットナース”と呼ばれる方が来て妊婦、子どものケアをしてくれます。
何かがあった時にこちらから相談するのではなく、定期的にみてくれるのでいつでも相談できる環境が安心できました。

余談ですが、ニュージーランドでは産婦人科に限らず、町のクリニックが日本のように耳鼻科、小児科、内科などに分かれていません。町のあちこちにクリニックはありますが、そこの医師が全ての症状をみます。そこで判断されて大きな病院を紹介されることもあります。町の医師の中にその道のスペシャリストがいないので、そういった意味では日本はいいなぁと思います。医師の方も全てをみるので大変だとは思いますが、患者の立場からすると”クリニックに行っても意味がない”です。なぜなら診てもらっても症状は改善されず、効かない薬を処方されるからです。

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国が国民のことを考えて、医療や子育てなどが充実していますね。
我が国とは全く違いますね。
主体が国民にあると感じます。



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