ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

かんしゃく

2015年01月27日 | ママヨーガ

 

私のサークルにくる子ども中の一人の男の子は、気に入らないことがあると、床にひくり返って、硬い床に頭を打ち付けます。
母親は、呆然として見ていたり、時にはどなったりして怒ります。

このような行為は、1歳半頃から3歳頃に「やりたいことをする」という自己主張の激しい時期です。

自分がやりたいことを、制止されると、かんしゃくを起こし、場所がどこであろうと、所かまわず、ひっくり返って泣き叫び、床に頭を打ち付けたりします。
頭を打つ痛みより、やりたいことを制止されたことの方が嫌なのです。
したいことをしたいという欲求が勝っているのです。

相手が、親であろうと、子どもであろうと同じで、本人にとっては「やりたい」とか『とりあげないで』と自己主張をしているのです。これも成長の証です。

この年齢は、親の行動に興味を持ち、親がいつも使ったり、触ったりする物に興味や関心を持ちます。
触られたくないものや危険なものは、見えないところや手の届かないところに片付け「だめ」ということを、なるべく言わないようにしましょう。
一番悪いのは、かんしゃくをおこした時に、親がうろたえることです。
いくらかんしゃくを起こし、ひっくり返って泣いたりしても、自我の芽ばえからくる行動と考え、知らん顔をして様子を見ます。

自分のしつけに自信を失いたり周囲に気兼ねし、子どものご機嫌をとったりすると、かんしゃくはよけいに強くなり手がつけられなくなります。
放っておけば、必ず泣きやみます。
お母さんがしっかりした態度で接することが、それを直す唯一の方法ではないでしょうか。
ただ、原因があるときは、それを取りのぞき、かんしゃくを起こしているときは、心が落ち着くまで、やさしく抱きしめ、静かに語りかけてあげましょう。

子どもも月齢が上がってくると、体力が付き動きも活発になります。
歩けるようでしたら、安全な場所や公園で自由に歩かせてあげてください。

親も忍耐が必要な時期ですね。いつまでも続きませんので焦らず行きましょう。


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