ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

亥の子の日

2015年11月07日 | 丹波篠山暮らし

今夜は、年に一回の亥の子が行われました。

亥の子(いのこ)とは、旧暦10月(亥の月)の亥の日に行われる伝統行事です。

 

亥の子の祝いです。

この地方で見られる。伝統行事です。

亥の子餅を作って食べる習わしがあります。

無病息災・子孫繁栄を祈って行われます。

 

旧暦10月の亥の日の夕方から行われます。

地区の子どもたちが集まり、集落を一軒一軒、亥の子の歌いながら周ります。

家の前で地面を藁鉄砲(わら束を硬く縛ったもの)で搗(つ)いて回ります。

各家では、亥の子にお菓子や祝儀をわたします。

この風習は、中国で旧暦10月亥の日亥の刻に穀類を混ぜ込んだ餅を食べる風習が渡来したといわれています。

 

その後、習慣は宮廷や武士に広がり、その後、民衆の行事として定着したようです。

 

農村では刈入れが終わり農閑期になります。

その収穫を祝う意味でも行われるようです。

地面を搗(つ)くのは、田の神を山に返し、猪の多産にあやかり、この日にコタツの準備をすると、火災を逃れるといわれています。

 

♬「亥の子の餅祝いましょ

 

一つや二つじゃ足りません

 

蔵に千石積んどいて

お神酒を供えて祝いましょ

 

ぽんぽらぽん ぽんぽらぽん 

 

もひとつおまけにぽんぽらぽん。」♬

 

と歌いながら集落の家をまわります。

子どもたちは、家々からいただいた祝儀やお菓子を皆でわけお小遣いやおやつにします。

心温まる、行事に癒されました。

 


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