ひげ爺のお産・子育てご意見番

子どもは育つ力を持って生まれてきますが
親に子育てする力が減っています。
親育て支援の中で感じたことを書いています。

子どもの発達をみれない保健師

2008年01月28日 | 保健師の弊害
昨日の「言葉のダム」に関連してメールがありますので、ご紹介します。
渡辺眞史先生の文章を裏付けるお母さんのメッセージです。
***************
「言葉のダム」、いいお話ですね。
息子は現在1歳8か月です。1歳6か月検診でひとつも意味のある単語(ママ、ぶーぶー等)を話さないので、自治体の親子教室への参加を勧められました。保健婦さん曰く、「刺激が少ないから言葉が遅い」と。年末年始に帰省した時も義母に「沢山話しかけてあげないと、言葉が遅いよ」と言われました。なんだか、私が責められているような気がしました。けれども義父の「言葉の遅い子はしゃべりだすと早い。あっという間にいろんなこと言い出すよ」という言葉に救われました。
確かにそうです。この1ヶ月くらいでたくさんの単語をしゃべるようになりました。
でもおかしいことが一つ。「ワンワンいるね」というと、「ワンワン」と言わずに必ず「ウッ、ウッ」と犬の吠えるマネをする我が息子。
これからも彼の成長をゆっくり見守っていこうと思っています。
*****************
1歳8か月の息子は何でも親のする事をマネして楽しそうです。
こちらから語りかけることはすべて理解しているし、自分の気持ちもジェスチャーで
伝えてくれます。
1歳6か月健診では、まだ単語を何も話さなかったので、親子教室の参加を勧められ
ました。
保健センターはなんでも一定のものさしで「できる、できない」を決めて指導してい
るような気がします。
そういう指導が母親を不安にさせ、自分の子育てはこれでいいのかと思わせているの
ではないでしょうか?
息子は首座りも5か月、お座りは1歳前、歩くのは1歳5か月だったので、おしゃべ
りも遅くても全然かまわないのです。
その子なりの成長を見守っていってやりたいと思ってます。
****************
子育てで一番重要なことは「子どもの育つ力」を信じることです。
子育ては「子どもの力」を引き出す作業です。
一般的に「子育て」と言われますが、僕はそれは子育てではなく「親育ち」だと思っています。
子どもは、成長する能力を持っていますが、親には「子どもを育てる能力」が生母から受け継いでいない人がいます。
その人が「育児不安」になります。
親の不安が、子どもを不安にさせます。

我が子に愛着が育まれるように、密着育児をしてください。

保健師は、一定の物差しでしかはかることは出来ません。
保健師の言葉を鵜呑みにするととんでもない間違いをすることがあります。

育ちを待つことはとても大切です。

保健師よもっと学んでほしい。親を傷つけないために。



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10 コメント

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保健師が言うことはしっかりした根拠があります。... (自閉症児の親)
2008-01-30 18:39:15
保健師が言うことはしっかりした根拠があります。指摘するだけの理由があります。
私は子供の言葉の遅れを指摘されながら上の子も遅い方だったからとそのままにしていしまい、早期療育を受ける機会を失わせたのではと感じています。
自閉症など発達に問題が有る子は待っていたら上手く育ってくれません。
発達の遅れを指摘されたら、不安がるのではなく速やかに行動を起こして下さい。発達を専門に診る小児科医に診せたり、療育に通わせて下さい。
指摘を受け傷ついたとしても一時的なもの、子供が成人する頃は笑い話です。しかし指摘された発達の遅れを放置して、それが重大な発達障害に繋がるものであれば一生後悔します。
そんな不幸を無くすために、保健師はちょっとでも気になることがあれば指摘します。
勉強すべきはひげ爺氏です。待っていても育たない子が居ます。その可能性があるから指摘しているのです。
発達の遅れを指摘され悩んで居る方は、ひげ爺氏よりも保健師を信じて行動を起こして下さい。それが子供にとって一番です。
返信する
保健師にも能力がある人とない人の格差が大きい。 (ひげ爺)
2008-01-31 23:25:39
保健師にも能力がある人とない人の格差が大きい。
発達について医学的に専門に学んでいる訳ではありません。
保健師は小児の発達を診断する能力や知識を持っていません。

幼児には発育の個人差があります。

我が国には、小児発達を診ることができる医師は少ないんが現実です。
発達障害には先天的なものの他に、愛着障害などもあります。
新生児期の母子の関係性の障害を防ぐことがとても重要です。

「保健師はちょっとでも気になることがあれば指摘します」とありますが、それが親を育児不安にさせるのです。
正しい知識がないのに、偏った見方で判断をしないようにしてほしい。
***********
自閉症には、昔からある自閉症と最近増えてきた軽症のタイプとが含まれています。
軽症のタイプの中には、テレビ、ビデオテレビゲームが原因と思われるような自閉症の人たちとお母さんが子どもの頃に養育を拒否したために社会性の障害を持った可能性のある方々が含まれています。

本来は遺伝性疾患なんです。環境の要因によってもそれらしい症状が出てくる可能性があります。
もっとも大切なことは子どもをおきざりにしないこと、最近は、4ヶ月のお子さんたちの40%以上がテレビの前に寝かされている現状があります。電子メディアをベビーシッターがわりにしてしまうということは一種のネグレクトにあたりますので子どもたちは他人と接する能力を獲得出来ないまま成人する可能性があります。

乳幼児期、人生の中で最も感覚能力が高いと思われるのが6ヶ月頃です。6ヶ月頃は猿の顔の違いを区別します。

9ヶ月や成人は猿の顔を区別出来ません。
このことが何を意味するかというと母親のわずかな顔の変化に気がついて、こういう顔をするときは、抱っこのし方をするとか、こんな話し方をするというのを獲得する時期であります。その時期は放置せずに抱っこして感情豊かな日々を過ごしている子どもに大切な感情を与えるべきだと思います。
そうすると子どもは情動を獲得して情操を獲得して、社会性の障害を持つことなく成人すると思われます。

発達障害の定義
1、知能発達の障害を中心とする知的障害 
 (精神遅滞)
2、自閉症を中心とする広汎性発達障害
3、多動などの行動の問題を中心とする注意欠陥/多動性障害
4、発達のある面だけが特に障害されている
 発達の部分的障害。特異的発達障害:学習障害,
 発達性言語障害,発達性協調運動障害
***********
これらの障害の成因にもいろいろあります。
保健師が、一度健診で見ただけで判断するのは非常に危険です。
母子の関係や赤ちゃんの発達を継続的に観察することで見えるのです。

安易な指摘は、母子に与える影響が大きい。




返信する
> 保健師にも能力がある人とない人の格差が大き... (自閉症児の親)
2008-02-03 15:47:32
> 保健師にも能力がある人とない人の格差が大きい。
> 発達について医学的に専門に学んでいる訳ではありません。
> 保健師は小児の発達を診断する能力や知識を持っていません。

人間ですから能力に差が有るのは当然でしょう。
同じように、子育て支援を行うNPO法人の代表者にも能力がある人と無い人の格差が大きくあると思います。
子育て支援を行うNPO法人の代表者も発達について医学的に専門に学んでいる訳ではないでしょうし(医師免許を保有し小児発達の専門医が代表を勤めていれば別ですが。)
NPO法人設立・運営に関する知識があればNPO法人の代表者は勤まりますが、保健師は専門の教育を受け国家試験を通らねば、保健師にはなれません。
何を根拠に保健師は知識も能力もないと言われるのか理解不能です。明確な根拠が有るのなら示して下さい。
少なくとも、NPO法人の代表者よりも、保健師の方が専門的知識があり発達に関しての診断能力や知識を持ち合わせていると私は思います。


> 幼児には発育の個人差があります。

当然個人差があり、自閉症のように発達に障害があり特別な支援を要する子供もいます。全てが定型発達する訳ではありません。
個人差により平均的な発達のより遅れても、遅れながらも定型発達すれば遅れを容認できますが、発達障害児は定型的な発達をすることが困難で、特別な支援を必要としています。
発達障害と定型発達内の遅れを同一視してはいけません。


> 我が国には、小児発達を診ることができる医師は少ないんが現実です。

小児発達は専門分野であり専門医の絶対数が少ないのは事実ですが、町の小児科医にそれを求めるのはお門違いです。小児科医と総称されても、その中で専門分野が細分化されています。
開業小児科医が発達診断を行えないのは、整形外科医が胃がんの診断が行えないのと同じです。


> 発達障害には先天的なものの他に、愛着障害などもあります。
> 新生児期の母子の関係性の障害を防ぐことがとても重要です。

発達障害は脳機能障害であり、愛着障害のような環境的要因による後天的な小児精神障害と明確に区分されます。
症状・診断基準も異なりますしその後の経過も異なります。
冷蔵庫マザー論がまかり通っていた時代ならともかく、現在において育て方が原因で発達障害が起きると考えている医師はほとんど居ないと思います。
自閉症児は脳機能障害が原因で、新生児期に正しい母子関係を築くことが出来ませんので、母子の関係性の障害を防ぐことは不可能です。
自閉症児は母子の関係性の障害以外にも沢山の症状がありますが、母子の関係性の障害に無関係で愛着障害などには見られないものが多数有ります。
ひげ爺氏は今更冷蔵庫マザー論的な話をして、発達障害児の母親を苦しめるつもりですか。
ひげ爺氏に保険師を批判する資格など有りません。ひげ爺氏の主張は、保険師と比較にならないほど発達障害児の親を傷つけ苦しませます。それも一時的ではなく一生に渡って。
今直ぐ発達障害者の親に対し謝罪すべきです。


>「保健師はちょっとでも気になることがあれば指摘します」とありますが、それが親を育児不安にさせるのです。
> 正しい知識がないのに、偏った見方で判断をしないようにしてほしい。

指摘を受け不安になった親は専門医の診断を受ける等の行動を起こさねば成りません。専門医の診断で異常無しが確定すれば不安は解消されます。発達障害と診断されれば早期療育開始などの手段を講じることが出来ます。指摘が不安を煽る行為と称し、成長を待てと放置を勧めるのは謹んでください。
早期療育開始などの手段で、将来の社会的適応性を改善(障害がなくなる訳ではありませんが)することが出来ますが、放置して適切な処置が大幅に遅れてしまえば、改善が困難になったり伸ばす事が可能だった能力を十分に伸ばせなくなります。
育児不安を煽っているのはむしろひげ爺氏の方です。育児に問題があると発達障害が生じるかのような誤った認識は改めて下さい。
正しい知識がないのに、偏った見方で判断しているのはひげ爺氏です。発達障害について正しい知識を学んで下さい。


> 自閉症には、昔からある自閉症と最近増えてきた軽症のタイプとが含まれています。
> 軽症のタイプの中には、テレビ、ビデオテレビゲームが原因と思われるような自閉症の人たちとお母さんが子どもの頃に養育を拒否したために社会性の障害を持った可能性のある方々が含まれています。
> 本来は遺伝性疾患なんです。環境の要因によってもそれらしい症状が出てくる可能性があります。
> もっとも大切なことは子どもをおきざりにしないこと、最近は、4ヶ月のお子さんたちの40%以上がテレビの前に寝かされている現状があります。電子メディアをベビーシッターがわりにしてしまうということは一種のネグレクトにあたりますので子どもたちは他人と接する能力を獲得出来ないまま成人する可能性があります。

自閉症の診断基準が大幅に変更されて、それまで自閉症に含めなかった軽症例を自閉症に含めるようになっただけであり、軽症例が増加した訳ではありません。
テレビ、ビデオテレビゲームで別の問題が生じる事はあっても、自閉症になることはありません。テレビを見すぎてつま先立ちで歩きだす子供は居ないでしょう。
電子メディアをベビーシッターがわりにして他人と接する能力を獲得出来ないまま成人するなどの問題は、愛着障害などの後天的な小児精神障害であり、自閉症とは無関係です。
双方とも対人関係の障害と表現され一見似ているように感じますが、症状が違う上に抱える問題がまったく異なります。
自閉症児の特性である同一性保持要求と極度の執着・拘りが原因で、特定のテレビ番組やビデオ・ゲームを好む場合があります。又、シングルフォーカスと表現されるように何かに集中すると他のことが出来ません。なので、テレビ・ビデオ・ゲームなどで自らが執着する場面に集中すると、他人が声を掛けてもまったく反応しない場合があります(もともと自閉症児は呼びかけ反応が弱いという特性がありこれに拍車がかかります)
しかし自らが執着する場面が終わるとあっさり見るのを止めてしまうこともあります。これらの特性が正しく理解できないと、テレビなどが原因で発達障害が起きると誤解します。これは自閉症児特有の症状に基づく結果であり原因ではありません。
自閉症児の家庭療育においてテレビなどを排除するのは、興味を分散して思考に広がりを促すためです。特定の一人遊びや感覚刺激に対する極度の集中であっても、他の遊びに引き込むなどして興味の分散化を図り思考の広がりを促します。
原因と結果を取り違えてはいけません。
ひげ爺氏は、環境的な要因で後天的に自閉症を発症する例があるかのごとく述べてますが、そのような症例で医師が自閉症と診断した例をご存知なんですか?
少なくとも私は、冷蔵庫マザー論が明確に否定されて以降そのような症例があったと正式に認められた例は聞いたことがありません。
医学的に正式に認められた症例も確認せずに、ひげ爺氏が憶測で環境的な要因で後天的に自閉症を発症する例があると考えて居るのであれば、それはただの妄想にすぎません。
母親が療育を拒否し成長後に社会性の障害が出るのは、ひげ爺氏のような方がいるからです。ひげ爺氏のように保健師は知識・能力が低くその指摘は母親を傷つける行為であり子供のペースにあわせて成長を待つべきだなどと言われるて、療育に行かせずに成長を待ってしまい手遅れになるのです。
療育拒否が将来的な社会性の障害に繋がる認識があるのなら、保険師批判をして成長を待てなどというような主張は行うべきでありません。


> 乳幼児期、人生の中で最も感覚能力が高いと思われるのが6ヶ月頃です。6ヶ月頃は猿の顔の違いを区別します。
> 9ヶ月や成人は猿の顔を区別出来ません。
> このことが何を意味するかというと母親のわずかな顔の変化に気がついて、こういう顔をするときは、抱っこのし方をするとか、こんな話し方をするというのを獲得する時期であります。その時期は放置せずに抱っこして感情豊かな日々を過ごしている子どもに大切な感情を与えるべきだと思います。
> そうすると子どもは情動を獲得して情操を獲得して、社会性の障害を持つことなく成人すると思われます。

自閉症児の場合6ヶ月にしてすでに母親と目が合わない子が沢山居ます。自閉症児には感覚異常により抱かれることを拒む子が沢山居ます。抱かれても情動・情操を獲得出来ない子が居ます。
自閉症児は、「サリーとアンの問題」が解決できない事に代表されるように、脳機能障害が原因で他人の視点に立って考えることに困難を生じます。又、物事を概念でとらえ一般化する能力にも問題があります。そのため、先々を予測し見通しを立てる事が困難です。自閉症児にとって、母親のわずかな顔の変化から母親の行動を推測することは困難です。特定の条件下での母親の行動を拘り的に予測する自閉症児はいると思いますが、そのような場合に自らの拘り的な予測に反した行動を母親が取ればパニックを起こし泣き叫んで手が付けられなくなります。
自閉症を育児放棄による愛着障害と同一視してはいけません。育児放棄やネグレクトが原因で「サリーとアンの問題」が解決できなくなった例など聞いたことがありません。
定型発達児を基準にそれが全てであるかのような話をすると、自閉症児などの発達障害児の親は子供の障害の原因が自分の子育てに問題があることを疑い苦しみます。
全ての子が同じように発達しません。問題なく子育てしていても発達せず、特別な支援を必要とする子が居ます。
定型発達を基準にして話をすることに意義はありません。


> 発達障害の定義
> 1、知能発達の障害を中心とする知的障害 
>  (精神遅滞)
> 2、自閉症を中心とする広汎性発達障害
> 3、多動などの行動の問題を中心とする注意欠陥/多動性障害
> 4、発達のある面だけが特に障害されている
>  発達の部分的障害。特異的発達障害:学習障害,
>  発達性言語障害,発達性協調運動障害
> ***********
> これらの障害の成因にもいろいろあります。
> 保健師が、一度健診で見ただけで判断するのは非常に危険です。
> 母子の関係や赤ちゃんの発達を継続的に観察することで見えるのです。
> 安易な指摘は、母子に与える影響が大きい。

保健師はきっかけを与えているに過ぎません。保健師の指摘を受け、発達心理を専門とする心理士の発達検査を受け、小児発達などの専門医に診せて判断がなされます。
保険師が親子教室等への参加を勧めるのは、可能性を感じても一度の検診で判断が出来ないからです。親子教室において継続的な観察をおこない、個人差による遅れなのか、育児に問題があるのか、発達障害があるのか見極めます。親子教室と呼ばれるものの中には、療育手法により早期療育を開始する所もあります。
保健師の指摘というきっかけを無視して、成長を待ち発達障害を見落としてしまうことは、一種のネグレクトであり育児放棄ともいえるでしょう。そのような不幸な子どもたちは社会適応能力をまったく獲得出来ないまま成人する可能性があります。
保健師の指摘が母親を傷つける行為として批判し、発達障害を判断するきっかけを奪い、発達障害児が早期療育を受ける機会を失わせる行為は母子に与える影響のみならず社会に与える影響がが大きい。99.9%の親に不安を与えないために0.1%の親子を不幸にするような無責任な事をしてはいけない。10%程度の親に対し一時的な不安を与えてでも0.1%の子供の早期発見のきっかけを作るのが保健師の指摘です。
「保健師は、一定の物差しでしかはかることは出来ません。」などと言っています
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育児相談をしたところ早速ご回答いただき本当にあ... (ひげ爺)
2008-02-04 09:05:39
育児相談をしたところ早速ご回答いただき本当にありがとうございました。
今回の悩みは保健センターや地元の小児科の先生に相談していたのですが表面的な診断ばかりでなかなか納得する回答が得られず困惑していました。悩み考えるうち、きっと息子のメンタルな部分に何か原因があるのではないかと思いましたがその問題を他に誰に相談したらいいのかわかりませんでした。たまごままネットの存在を知りきっとここなら問題解決につながる!と思い、思い切って質問させていただきましたがまさかこんなに早く回答がいただけるとは思っていなかったのでその対応の早さに感激しました。回答を読みやっぱりそうだったのか!という気持ちになりとても安心しました。お仕事でお忙しい中丁寧に答えてくださった渡辺先生本当にありがとうございました。また、こういう場を提供してくださっているたまごままネットの新井様、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。ありがとうございます。いつまでもママ達の心強い味方でいてください!
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子供って、どの親からしても一番大切なものです。... (hiromam)
2008-02-09 13:10:11
子供って、どの親からしても一番大切なものです。確かに、病気の子供を見逃さないために、正常な子供まで健診でひっかかるのは、「しかたない」ことかもしれません。
でも、「当たり前」のことではないですよ。間違えないで下さい。

>指摘を受け傷ついたとしても一時的なもの、子供が成人する頃は笑い話です。
病気を持つ子の親だからといって、悲劇のヒロインにはならないでくださいね。人を傷つける権利など、誰も持っていません。ましてや、自閉症児の親 さんにもありません。

小児医療に携わる、プロの保健師なら、「傷つけず」に指摘するべきです。
基準値にひっかかったから、と言う理由でなにも考えずに「はい、大きな病院で調べてもらってください」と言う保健師がいるのは事実です。
その母親の悲しみ、苦悩は「支払われて当然の犠牲」でしょうか。
誰しも、幸せに生きる権利があります。他人の子供のために、それを奪うなんてとんでもないです。
返信する
私の意見に対し特に否定もせず、自らの主張に対す... (自閉症児の親)
2008-02-10 20:47:48
私の意見に対し特に否定もせず、自らの主張に対する明確な根拠も示さず、このような謝意を出してきた真意はわかりません。又、これについて細部がわからず、これを読まれた方の正確な判断に寄与するもとも思いません。
正確な判断が出来るものではありませんが、この謝意の中には私の意見の裏付けとなる部分が含まれています。

この方は、子供の悩みを持ち行動を起こしている。→育つまで待つという事はしていません。
保健センターへの相談では解決出来なかった。→すでに行動を起こしており、きっかけとなる保健師の指摘レベルの話は不要です。
地元の小児科の先生の相談では解決出来なかった。→小児発達などの専門分野の医師でない限り、整形外科に胃がんの相談に行くのと同じようなものであり問題は解決出来ない。
渡辺先生という専門医の回答により納得がいく一定の解決がなされた。→最終的な解決は専門医によってなされる。
新井氏に対する謝意は場の提供に対するものである。→ひげ爺氏のアドバイスに従った訳ではない。

争点を今一度整理します。

ひげ爺氏の主張は、
「保健師は一定の物差しでしかはかることが出来ず、保健師の言葉を鵜呑みにすると間違いを起こし、育児不安にさせる。子どもの育つ力を信じ育ちを待つことが大切である。」
「発達障害の一部には愛着障害がある。」

これに対する私の意見は、
「保健師の指摘には根拠があり、その中には待っていても上手く育たつことが出来ない発達障害が含まれ、発見のきっかけに一定の役割を果たしている。不安を感じたら行動を起こし専門医などに診せるべきである。」
「発達障害は脳機能障害であり愛着障害とは明確に区別される。発達障害児の親に謝罪すべき。」
「ひげ爺氏は渡辺先生の言葉を正しく理解せずに、言葉の発達に関し誤った主張を行っている。」
以上です。
もう一点だけ付け加えさせていただければ、
「『遺伝性疾患』のような不用意な発言をし差別を煽る様な行為に対し謝罪すべき。」
の意見を加えさせて下さい。

「遺伝性疾患」という表現は、親から子などに遺伝するものを指し、遺伝子異常という表現とニュアンスが異なります。精神発達遅滞を起こすものの中には、責任遺伝子がはっきりわかっていたり染色体の重複・欠損などが要因となっている事がわかっているものがあります。原因がはっきりわかってはない発達障害に遺伝子変異などの可能性が高いものが多く含まれます。しかしながら、それらは先祖代々受け継いできたと言う物ではなく、突然変異的な遺伝子の変異や突発的な染色体不分離・転座です。
「遺伝性疾患」などの表現をすると、血族者に発達障害者がいるような人に対し「血筋の悪い者との結婚は認めない」というような差別を助長したり、発達障害児を生んだ母親が親戚から「お前の血が悪い」となじられる行為を生みます。実際にそのような方々は沢山居ます。内容を訂正してそのような境遇にある方に謝罪すべきです。

ひげ爺氏は、多くの親子を救い感謝されることで慢心しているのではないでしょうか。真に悩み苦しんでいる親子を救っている知識は専門医の専門的知識だと思います。沢山の医師が相談に回答しています。小児科の中の様々な専門分野で活躍されている医師が、相談内容に応じたそれぞれの専門分野で回答しています。ひげ爺氏が豊富な専門的知識を元に回答している訳ではないと思います。又、渡辺先生のような有能な専門医の話を引用しながら、その意図することを理解せずに本来の話を捻じ曲げて引用するのは、協力して下さっている医師に対する背信行為と思われてしまい、協力を拒否してしまうかもしれません。ICD専門医の渡辺先生がテレビの見せすぎで言葉に遅れを生じている子を自閉症と診断することはないでしょう。

> 子供って、どの親からしても一番大切なものです。確かに、病気の子供を見逃さないために、正常な子供まで健診でひっかかるのは、「しかたない」ことかもしれません。
> でも、「当たり前」のことではないですよ。間違えないで下さい。

あくまでも不可抗力です。必要があるから不可抗力を許容せざるを得ないのです。

> 病気を持つ子の親だからといって、悲劇のヒロインにはならないでくださいね。人を傷つける権利など、誰も持っていません。ましてや、自閉症児の親 さんにもありません。

人を傷つける権利など誰も持っていないのは当然です。
保健師の指摘で不安に成ったからと言って即傷つくと言うわけではなく、その指摘で救われる人も居ます。
多くの親に橋渡しを感謝されヒーロー気分になり、自らの妄想に基づき「発達障害の一部は愛着不足」「発達障害の多くは遺伝性疾患」などと誤った主張をして発達障害児の親を傷つける行為も当然あっては成らない事です。
「人を傷つける権利など誰も持っていない」と思っているのであれば、ひげ爺氏はまず自らの主張の一部を改め謝罪をしなければ、このような事を主張してもなんの説得力もありません。
又、自閉症は障害であって病気ではありません。治療により治るといったものでもなければ、必ずしも継続的な治療を必要とするものでもありません。特別な育て方を必要とする障害です。発達障害に対して、病気の一種程度の認識しかないのですか?

> 小児医療に携わる、プロの保健師なら、「傷つけず」に指摘するべきです。
> 基準値にひっかかったから、と言う理由でなにも考えずに「はい、大きな病院で調べてもらってください」と言う保健師がいるのは事実です。
> その母親の悲しみ、苦悩は「支払われて当然の犠牲」でしょうか。
> 誰しも、幸せに生きる権利があります。他人の子供のために、それを奪うなんてとんでもないです。

何の問題もない子と思っている時に異常の可能性を指摘され、不安に感じるのはある意味当然です。指摘に不安を感じそれに対しなんらかの行動を起こさずに精神的負担に成ることは有ると思います。しかし専門医から適切な診断?判断を受けることで不安は解消出来るでしょう。逆に不安を与えることが無ければ誰も専門医に診せることはしないでしょう。
又、保健師の一部には一方的な言い方で対応が良くない場合も有るかも知れません。しかし一部の対応がが良くなかったからといって全ての保健師を否定する事は出来ません。
保健師は医師ではなく、指摘以上の事も出来ないです。街の小児科医でも困難な診断を保健師に求めてはいけません。専門医の診断を勧めるのを否定はできません。
逆に定型発達を基準として愛着を持って育ちを待てとしか言えない方に問題を感じます。そのような主張は気休めでしかなく、待ったからといって必ずしも不安は解消されません。逆に傷を深くする行為です。ひげ爺氏の主張に従い、待った結果発達障害が明確になり早期療育を受ける事が出来ない子供もいるかも知れません。
指摘を受けたもののその後定型発達に移行して、指摘は間違っていたと感じる方も当然居るでしょう。しかし、指摘を受け止め行動を起こし発達障害の診断を受けて、早期介入により効果的な療育を受けることが出来る子供がいるのも事実です。定型発達に移行する子供を基準にしてそのような機会を奪うことは有っては成らないことと思います。
発達障害児も幸せに生きる権利が有ります。ひげ爺氏は障害児は幸せになれないといった偏見を持った差別主義者なのですか?
返信する
たまに荒れますね、このブログ。一ファンからする... (hiromam)
2008-02-10 23:20:40
たまに荒れますね、このブログ。一ファンからすると悲しいですが、影響力がそこそこあるということでしょうか。いずれにしても、上の4つは同じ内容みたいなので、3つ消していただけないでしょうか。
自閉症の親さんのコメントはひげ爺さんのコメントと私のコメントを混同しているようですので、冷静になってもう一度読み直してくださいね。

多くの自治体では、保健師単独では判断は行わないのではないでしょうか。私が住んでいる市では保健師の面接→小児科医の診察という流れです。また、小児科医も①大学病院、中核病院からの派遣 ②開業医 ③市役所の職員として雇用されている小児科医 ④引退した小児科医のバイト の4種類あります。これはほとんどの市町村で共通だと思います。大病院がない地域では①はいないかもしれません。
保健師の面接で「異常あり」と判定されれば③の先生が診ることになっています。
保健師が独断で「異常」のレッテルを貼ることは許されないことです。それは越権行為です。保健師は医師とは違います。「診断」は無理です。
「あなたの子供は異常です。病院へ行きなさい」という言葉は保健師の権限では発することは許されないです。異常があると思えば、上級職である医師に相談すべきです、安易な発言で一人の人間を傷つける前に。
医師や保健師は「診てあげる」という姿勢ではいけないと思います。どんなに優しく診察しても、子供はイヤがっています。異常が指摘できない場合、する必要のない診察や検査をして大きな侵襲を与えたと申し訳ない気持ちになる・・・それが小児医療に携わるプロの基本的な姿勢であるべきです。
杓子定規に「言葉が出ないから」「体重が基準値を割っているから」の基準に当てはめて、「異常」呼ばわりするのは恥ずべき行為です。

>指摘を受けたもののその後定型発達に移行して・・・
自閉症児の親さんは、こういうお母さんたちに感謝してあげてください。多くの犠牲の上に、自分は立っているのだと気づいてください。あなたの足の下には、多くの女性の苦しみがあるはずです。それは当然払われてしかるべき犠牲などではありません。
悲劇のヒロインになるのはやめてくださいね。

>ひげ爺氏は障害児は幸せになれないといった偏見を持った差別主義者なのですか?
意味がわかりません。前の文章とのつながりもありません。そもそも、そういう趣旨のテーマではありません。偽陽性だった親の苦悩に配慮するエントリーだと思いますよ。
返信する
あら、投稿中に消えてましたね、ダブったコメント... (hiromam)
2008-02-10 23:53:49
あら、投稿中に消えてましたね、ダブったコメント。仕事が早いですね。

>発達障害は脳機能障害であり愛着障害とは明確に区別される
って、専門医でも判断が難しい両者を保健師が区別できるわけないじゃないですか。保健師がいっしょくたにして「異常」って言う行為はOKなんですか?
もうひとつつっこみを。
遺伝性疾患、遺伝病という言葉の意味ですが、de novo 発生で親から受け継いだものでなくても「遺伝病」と言いますよ。中途半端な知識で反論するものではありませんね。
返信する
言葉の事でなんだかエライ書き込みになってますねぇ。 (shinko)
2008-02-11 00:31:35
言葉の事でなんだかエライ書き込みになってますねぇ。
犬の鳴きまねを「ウッ、ウッ」としていた息子の母です。
これは実家の近所の犬の鳴き声をまねていたのです。
最近は「ワン、ワン」と言ってますし、「ユキ、ユキ」と時々積る雪を見るのがお気に入り。
言葉も親が言うことを真似て「アカン」なんて言ってます。
どんな意見にも賛成者もいれば反対者もいるということですよね?
自分が納得のいく意見を取り入れればいいと私は思っています。
「断乳」で悩んでいた時もこちらのサイトで「断乳」するのを辞めましたから。その時は誰かに「断乳なんてやめておきなさい」と言って欲しかったんだと思っています。
返信する
皆さん貴重なご意見ありがとうございました。 (ひげ爺)
2008-02-11 11:06:10
皆さん貴重なご意見ありがとうございました。
心から感謝いたします。
様々なご意見があるのは当然です。
ものの見方や感じ方も個人差があります。
全ての保健師を否定しているわけではありません。
素晴らしい保健師もたくさんいます。
日々、お母さんや赤ちゃんの支援をしていただいている保健師に心から感謝いたします。
指導するという立場ではなく親子に寄り添うという視点でみていただきたいと切望してこの論争に終止符を打ちたいと思います。
皆さん本当にありがとうございました。
重ねて心から感謝申し上げます。
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