お産をどのように迎えるか考えたことがありますか?
?お産について考えるのは夫婦で共に考えなければなりません。
?出産は、夫婦、そして赤ちゃんとの共同作業です。
医者も助産婦もあくまでもサポーターです。
?主体は、産婦とお腹の赤ちゃんです。
夫や家族は伴走者です。(あえて助産婦と書かせていただきます。お産を助ける女性だから「助産婦」けして師匠)ではありません。
私の元に来る相談の多くは、本来「自分自身」で解決すべきものが多数です。
その背景にあるのは、生育する中で「自立心」を養う「家庭教育」や「人間教育」が成されていないことに起因しているのではないでしょうか。?本を買うにも「ランキング」書店で、売れているから買う。?本は必要な知識を身につけるために買うのではないのか。?操作されランキングの上位の本を買って意味があるのだろうか??だまされやすい「人々」であることか、嘆かわしい。
お産は「ゴール」ではありません。子育ての「準備運動」です。
?本当に大変なのは子育てです。?
子育ては、夫婦のこれまでの育ちの中に蓄積された「愛」に裏打ちされます。
多くの人から「愛」を授かり親になった夫婦は我が子に「無償」の愛を惜しげもなく与えることが出来ます。?親にお金で子育てや 解決し、育てられ親になった人は、同じことをします。?負の連鎖が始まります。
真実の「愛」は金銭では買えません。?愛を得るためには「愛」が必要です。
お産や子育ては、「愛」の深さを試されます。?いいお産が出来るのは、お腹の赤ちゃん充実した時間を共有した場合です。
いいお産とは、経膣分娩だけではありません。?帝王切開も難産も、不幸な結果になったお産も全てがいいお産です。?お産の時を迎えるために、どれだけ心を豊かにしたのか、それが十分であればどんなお産でもいいお産です。
>その背景にあるのは、生育する中で「自立心」を養う「家庭教育」や「人間教育」が成されていないことに起因しているのではないでしょうか。??操作されランキングの上位の本を買って意味があるのだろうか??だまされやすい「人々」であることか、嘆かわしい。
某出版社(誰もが知ってるアレです)から度々DMが届くのですが、母親の育児の不安や苦労につけこんで商品を売りつけるパンフレットを見る度に嫌気がさします。不安や苦労があって当たり前、時にはイライラしたり感情的になったりもします。自己嫌悪に陥って自分なりに反省したり解決の糸口を見つけたり・・そうやって親になっていくのだと思います。マニュアルに頼ってラクな育児をしていたら、育てられた子どもも将来マニュアルでしか生きていけない人間になるのだと思います。
周りの人がやっているからウチも・・同月齢(1歳後半)の母親同士でも最近は習い事をどうするだの話が多くて正直ウンザリ・・。付け焼刃な習い事をするより外で、家の中で思いっきり遊ばせた方が本当の意味で才能溢れる人間に育つのではないかと思います。早期教育を否定しません。絵本を読んだり一緒に絵を書いたり歌を歌ったり、自然に触れる場所に連れて行ったり・・それらも一種の早期教育だと思うので。ただ幼児期の「早期教育」なんて何ひとつ親に出来ないことは無いはずです。それを高いお金を出して何故・・と思います。
結局のところ、妊娠中もお産の最中も、育児も・・どれだけ子どもと真剣に向き合い愛情を注いだかが大事なのではないでしょうか?カンガルーケアも生後直後の母子密着は大事ですが、様々な事情や病院側の無理解で実現しないこともあります。でもお腹の中で精一杯愛情を注いで全力投球でお産に望んだ母児が、ちょっと母子分離で関係が崩れる筈はありません。精一杯頑張って母乳をあげようとしたが足りずにミルクを足す・。子どもにとって母乳の時間もその後のミルクの時間も愛情溢れる時間のはずです。育児に関してもイライラすることがあったり怒ったりすることがあっても、それを含めてかけがえの無い親子の時間だと思います。
真剣に向き合うことを避けてラクをしてはダメですね。