長崎に古より日本で最初の海外貿易港としてオランダとの交流が始まった地、布教の中心地、異国情緒漂う街、旧平戸藩松浦氏の城下町、豊かな海に囲まれた美しい自然に恵まれたエキゾチックな「平戸」を訪れた。長崎県最西端に位置する「平戸」は平戸島、生月島、大島、度島、高島及び九州本土北部の田平町と周辺の多数の島々からなる。戦国時代から江戸時代初期にかけては、オランダをはじめヨーロッパの国々との貿易交流が盛んに行われ「西の都フィンランド」と呼ばれ繁栄を極めた。なによりも平戸を訪れた宣教師「フランシスコ・ザビエル」の布教によりキリスト教文化に彩られた華やかな時代として栄えた。しかしその後250年の禁教の時代を迎える。弾圧に耐え秘かに信仰を守り続けてきた信者の駆け込み寺となった多くの寺院が存在、解禁後「祈りの場」として建設された数多くの教会が見事に調和している。「佐世保セイルタワー」~「平戸交流センター」へ。地元ガイドと合流しまず「寺院と教会の見える風景」として人気の高い観光地を構成する「霊雲寺」~「光明寺」~「正宗寺」~「平戸ザビエル教会」~「大ソテツ」~「六角井戸」などが遺されている当時をしのぶ史跡を巡った。そして今夜は「千里が浜温泉ホテル蘭風」が塒となった。(1611)



















