生月島(平戸市生月町御崎)の最北端に位置し約100mほど切り立つ断崖絶壁に立つ白亜の灯台「大バエ灯台」(大碆鼻 北東方照射灯)はある。昭和33年に初点灯。高さは10.5メートルの無人灯台であるがこの灯台には展望所が設置されており、階段をより展望台に上ると眼下には紺碧の大海原が360度パノラマ広がる。晴れ渡っていれば壮大な東シナ海や壹岐や対馬などが眺められる絶景のスポットである。また夕暮れ時ともなると水平線に沈み行く夕陽に灯台がオレンジ色に染めあげられる。灯台の位置に立ち100m下の海を見ると目もくらむ高さであるが、岬の陸部分のなだらかな草原には「はまゆう」の群生地があり8月には岬を彩る。(1611)
伊勢原市に「大山不動」といわれ「関東の三大不動」の一つである真言宗大覚寺派寺院「雨降山大山寺」はある。当寺は関東三十六不動尊霊場の第1番、関東八十八箇所の第60番にあたる。創建(伝)は天平勝宝7年(755)。本尊は不動明王像。阿夫利神社の別当寺として神仏習合の時代の後、天台宗系の修験の場として栄えてた寺院である。「山門」から参道の石段を上ると境内には「本堂」、「大師堂」、「鐘楼門」「銅経筒」、「納経所」、「銅造宝筐印塔」、「銀杏と大杉」がある。だいぶ色づき見頃に近づき燃えるような紅葉に覆われた境内、幻想的な美しい回廊のような参道はまさしく「もみじ寺」の名に相応しいと紅葉景色である。(1611)