相模原市中央区鹿沼台に約5万平方メートルの敷地の中に「野球場」や「テニスコート」、昭和50年に設置の「蒸気機関車(D52)」、中央部には「白鳥池」を配する「鹿沼公園」はある。当地は昔「かぬま」と呼ばれ、葦の生い茂る湿地で、この池は巨人デイラボッチがつけた足跡が沼になったという伝説がある。春は「桜」、初夏は「あじさい」、秋は「紅葉」とその四季折々美しさは淵野辺のオアシスとして欠かせない存在と。池の傍らの小高い丘に黄金色に輝く「イチョウ」や深紅に染まった「モミジ」など落葉樹が美しい筆では描けないグラデーションとなっている。当園のアイドル「コブハクチョウ」も優雅に泳ぎながら池に写り込む紅葉を楽しんでいるようだ。(1611)
横浜市保土ケ谷区に平成12年に神奈川県神社庁の「献幣使参向神社」となった横浜市内では最も由緒の深い神社の一つとされている旧村社の「神明社」はある。創建は平安時代中頃の天禄元年(970年)で平成10年には「鎮座1030年祭」が執り行われた。祭神は天照大御神である。鎌倉時代の始め神様のお告げがあって現在の地に遷った時、伊勢神宮になぞらえて「天照大御神」を祀る御本社のほか、豊受大神宮や境内神社が祀られた。社有地は約2万m²(約6千坪)、そのうち半分は風致保安林に指定されている。相鉄線「天王町駅」より旧東海道(201)を数百メートル「大門通り」信号を右折 その先に神明社の「鳥居」、その脇には「鎮守 神明社」と刻まれた石柱や立派な燈籠が立っている。鳥居を潜って左右に燈籠、樹木がある長い参道を行くと正面に荘厳な「社殿」がある。社殿右手に「拝殿」後方に「本殿」と神明造りである。右に「神楽殿」、本殿奥に神輿庫、山車庫、社殿の周囲には天満宮・厳島社・見目社・白鳥社・火産社・山王社・山神社・雷神社・鹿島社・日之王子社・切部之王子社・稲荷社・月読社・風宮などの末社が祀られ、一千年を超える古社に相応しい「大神域」が形成されていた。(1611)