横浜市保土ヶ谷区岩間町に高野山真言宗寺院「普賢山香象院」(寺号は安楽寺)はある。創建は天正11年(1583)。本尊は不動の立像。江戸時代には保土ヶ谷宿で最大の寺子屋があり明治5年(1872年)に学制が公布され、明治6年(1873)保土ヶ谷小学校の分校となる。「寺号標」(門柱)の後ろに「本堂」の前に「天水鉢」であった2つの「狛釜」が置かれている。「地蔵堂」中央に一番大きな金銅の延命地蔵尊、左側に日限地蔵尊と栄地蔵尊、右側に子安地蔵尊ほか7体のお地蔵さまが安置されている。寺宝は弘法大師の筆の「愛染明王画像一幅」、境内には「阿弥陀堂」、「富士浅間社」がある。当院は東国八十八ヵ所霊場26番札所である。(1611)






