相模原磯部頭首口の近くに曹洞宗の寺院「磯平山能徳禅寺」はある。創建は室町時代の末期というから1500年頃だろうか。本尊は如意輪観音である。鎌倉時代に曹洞宗を開いた道元の流れをくみ、下溝にある「天応院」の末寺である。禅寺の山門の脇には強臭の野菜を口にしたものは清浄な寺内に立ち入ること許さない「不許葷酒入門」という戒壇石に刻む句がある。「山門」を抜けると正面に「本堂」、手前に「鐘楼」、左手のやや小高い丘には白い「観音像」が見守る。鐘楼前の聳える「イチョウ」が黄色に、また観音像の周辺の「カエデ」が紅く色づき平成最後の初冬の彩りを見せていた。(1812)
本日(12/9)、相武台地区の師走恒例のイベントとしてすっかり定着した「第9回相武台芸術祭」が「そあら」(相武台公民館)において9:00ら始まった。「開会式」の後、彩紫会の独唱、「沖縄太鼓エイサー」、園児の合唱、「青陵ウィンドオーケストラ」による「吹奏楽演奏」、今年初参加の「中国雑技団」による「変面、アクロバット」、お昼には青森南部会による「津軽三味線演奏」、午後からはヒップホップダンス、ゴスペル、空手とダンス、そして今年初参加の「相模竜王太鼓」による「和太鼓演奏」、ラストを飾ったのがこの芸術祭常連の相模原吹奏楽団による「吹奏楽演奏」など14のプラグラムが終了し6時間に及ぶ芸術祭も幕を閉じた。会場外ではたくさんの模擬店が並び美味しい匂いが立ち込め買い求める人が列をなしている。「公民館」では写真や絵画などの作品展、クリスマスリース作りが行われていた。(1812)
座間市栗原に座間の美味しい水の水源地でもあり、「座間八景」の一つにも選ばれている「芹沢公園」はある。相模野の台地の斜面樹林と平坦な低地部分からなる広大な園内には芝生広場や林があり、川(芹沢)ではホタルの観測や散策を楽しめる憩いの場となっている。四季折々のいろいろな花を楽しめる当園では特に春は芝生広場の桜、5月終りから6月にかけては園内南西側にある「湿性植物コーナー」のアジサイとハナショウブが一際美しい。暖かいこの時期、芝生広場や湿性植物エリアは「カエデ」が赤く、「落葉樹」が黄色、橙色に色づきコラボするように師走の美しい「紅葉景色」を創り上げている。(1812)