12月に入ったというのに季節外れの20℃近い小春日和?に海辺にはウィンドサーフィン、ヨットをエンジョイする海人で一杯である。しばらくすると日が沈み始めいよいよ美しい幻想的な「江の島」の夕日の序章。「稲村ガ崎海岸」は「かながわの景勝50選」、「関東の富士見100選」にも選ばれており太陽の蜃気楼とも言うべき現象、空や海や山々そして街並みをほんの数時間赤く染め上げ今日という日の終わり安息を告げる。清少納言も枕草子のなかで「秋は夕暮れ夕日のさして山の端いとちかうなりたるに、からすのねどころへ行くとて三つ四つ、二つ三つなど飛び急ぐさへあはれなり」と詠んでいる。沈み行く夕日と江の島灯台「シーキャンドル」のシルエットはひときわ何とも言えない美しさがある。夕日が眩しいオレンジ色の光を放ち、砂浜の砂一粒一粒がキラキラと輝きまるで宝石ようである。この素晴らしい現象に立ち会えなにか明日への「活力」、「鋭気」を齎してくれそうに暗示している。(1812)
相模原市下溝に「県立相模原公園」と並んで市民のオアシスとなっている「相模原麻溝公園」はある。麻溝公園の駐車場P1からポニー乗馬場側と女子美大の間の道路に約30本ほどの「イチョウ」並木がある。先週訪れた時は木が若干緑の葉のもあったが全体は黄葉度を増し「イチョウ並木」完成間近であった。一週間ぶりに訪れるともう30本のイチョウの木は真黄色に代った葉を纏い輝き、既に道路には役目を終えた落ち葉が重なりあい「黄色の絨緞」を敷き詰めたかのように「黄金ロード」となっていた。(1812)
町田市本町田に八王子極楽寺を本山とする浄土宗寺院「鶏足山養運寺」はある。永禄10年(1567)光蓮社伝譽上人が開創。本尊は阿弥陀如来である。町田駅の北方向、旧鎌倉街道に面した丘陵地にあり、石段を登った高台に重厚な造りの「山門」が構えられ、その正面に真新しい入り母屋造りの「本堂」がある。右に「庫裏」、境内には町田市の名木100選の「ムクロジの木」、傍に「鐘楼」、「六地蔵」がある。本堂左には武蔵観音四十八霊場の五番札所として観音菩薩を祀る「観音堂」がある。訪れた日、鐘楼、参道(石段)周辺は特に紅葉し美しい境内を彩っている。(1811)